ひよこ

病気・事故の予防と対応


 子どもは興味本位の行動をとります。ちょっとしたはずみで、大きなケガにつながりかねません。大切なことは、子ども自身が何が危険なものなのかを知り、危険を避ける方法を身に付けておくことです。「もしも、ここから落ちてしまったら」「これが落ちてきたら」などと考えさせ、普段から危険に対する意識を高め、子どもが分かるように何度も伝えることが大切です。

熱が出た!

 ほとんどの熱は、様子を見ていて大丈夫です。子ども本人の全体の様子をよく見てください。
<家庭で対処すること>
○水分の補給をしっかり行い、汗はこまめに拭きます。
○高熱を下げようと、医師等に相談なく強い解熱剤を使用するのはやめましょう。
<しばらく様子を見ても大丈夫なとき>
○水分や食事がとれている/夜は眠れる/発熱以外の重い症状がない等
<早めに救急外来を受診したほうがよいとき>
○ぐったりしている/眠ってばかりいる/呼吸の様子がおかしい等

やけどをした!

<やけどの深さ>
第1度:皮膚の表面が赤くなっているときで、水ぶくれにならない程度
第2度:水ぶくれ(水疱)ができているような場合
第3度:皮下組織まで達するやけどで、皮が黒く焦げていたり、白くなったりしているような場合
<家庭での対応>
①流水で10分以上(服を脱がせづらいときは、服の上から)冷やします。
②水ぶくれは破らないようにして清潔に保ってください。
※心配な場合は病院へ行きましょう。

頭を打った!

<家庭で対処すること>
○頭を打った後は、1~2日は入浴は避けましょう。
○2日程度は、普段と変わったことがないかどうかよく注意して観察しましょう。
<しばらく様子を見ても大丈夫なとき>
○直後に吐いたが、その後は普段通りにしている。
○直後にボーっとしていたが数10秒後には普段通りになった。
<早めに病院へ>
○重傷後30分過ぎても繰り返し吐き続けている。
○頭痛がどんどん強まっていく。
○直後に1分以上意識がなかった。
※迷った場合は病院に行きましょう。

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