ひよこ

家庭について


 乳幼児期の家庭は、人間の土台をつくります。
 土台がしっかりしていないところにどんなにすばらしい家を建てようとしても、丈夫な家を建てることはできません。
 人間も同じで、乳幼児期から基本的な生活習慣(毎日の生活を成り立たせるための食事、睡眠、排泄、着脱衣、清潔等)を身に付けることと合わせて、自分を好きになる気持ち、他者を好きになる気持ちを育むことが大切です。
 家庭は、人間の土台をつくる最も重要なところです。

親って……

 「ほどよい母親(グッド・イナフ・マザー/good enough mother)」という言葉があります。イギリスの小児科医ウィニコットという人の言葉ですが、これは、子育てをする人は完璧でない方が良い、「ほどほど」が良い、ということです。
 人を育てることはとてもすばらしいことですが、大変なこともたくさんあります。ちょっとくらいうまくいかなくてもいい、息抜きしてもいいのです。子どもに自然な愛情を注ぎ、一緒の時間を楽しむことのできる「ほどほど」の親が良いのです。
 ウィニコット著作集別巻2「ウィニコット入門」サイモン・A・グロールニック 訳 野中猛 渡辺智英夫

子育ては「抱え込まない」、「閉じこもらない」がポイントです

○必要な時に子育てサポートをしてくれる機関を利用する。
○父母や兄弟姉妹の力を借りる。
○地域に「パパ友、ママ友」を増やす。
○周囲に相談しにくい不安や悩みは、専門の相談機関を利用する。
厚生労働省
「父親の仕事と育児両立読本」より    

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