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筑井渉教諭(石岡市立杉並小学校)

令和3年6月9日掲載

答えは一つではない

筑井渉教諭
▲筑井渉教諭

 私は、国語の授業が好きだ。「ごんは幸せだった?」「『海のいのち』って何?」答えが一つではない問いだからこそ、子どもが考えた答えを読むのが楽しい。

 6年生の国語に「プロフェッショナルたち」という教材がある。3人のプロフェッショナルの生き方や考え方から、自分の将来の夢や生き方について考える単元である。「プロフェッショナルってどういう人だと思う?」授業の最初の発問に、子どもたちからは「何かがうまい人」「専門的な人」という答えが出る。確かに、3人の考え方や仕事に取り組む姿勢は、まさにプロフェッショナルである。

 辞書で調べてみると「その仕事でお金をもらっている人」と書かれていた。ということは、教師である私もプロフェッショナルである。私は、「勉強を教えるプロ」だろうか、「子どもを成長させるプロ」だろうか。前者だったら勉強を教えるのがうまいと思ったことは一度もなく、反省ばかりである。後者であっても、世のお母さん、お父さん、教師歴の長い先輩方のほうがプロだといえる。

 私は、子どもたちが幸せに過ごせる学級経営を心がけている。そのためにできることを考えて過ごしてきたつもりだが、振り返っても、すぐに答えが出ない。それが正解だったのかも分からない。それでも最終日に「1年間楽しかった」「先生、ありがとう」などと言われると、少しは力になれたかなと思う。むしろ子どもたちの行動で、私が幸せを感じることばかりなのだから、「ありがとう」はこっちのセリフだと心から思う。

 「教師は何のプロか」という問いの答えも、一つではないようだ。自分はどんなプロになりたいか答えを探しながら、今日も子どもたちに「ありがとう」を伝えていきたい。

【令和3年6月2日茨城新聞掲載】

 

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