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栗原裕弥教諭(水戸市立見川中学校)

令和2年11月30日掲載

先輩方の教えを還元

栗原裕弥教諭
▲栗原裕弥教諭

 「このクラスでよかった」

 心地よい安堵(あんど)感とともに、心から担任になって良かった、と実感させてもらえる瞬間だ。

 教職に就いて、はや19年目。担任した回数は小学校、中学校で合わせて14回。担任を離れた今になっても、心に残っている言葉や思い出す笑顔は、担任をしてきた子どもたちのそればかりだ。

 初任者のときに、職員室で机を並べてたくさんのことを教えていただいた先輩が、よくおっしゃっていた。「今思い返すと、昔受け持った子どもたちには申し訳ない気持ちしかないんだよ。ま、栗ちゃんは頑張ってるから、きっと大丈夫だと思うけどねぇ」。当時、根拠のない自信と思い上がりしかなかった私には、「先生が生徒に対して申し訳なく思う」という言葉の意味をまったく理解できなかった。それどころか、自分はそのような後悔をしないように、目の前の生徒たちのために、できることをひたすら続けていればそれでいい、などと考える始末だった。

 この年になって周りを見渡してみる。どの若手教員たちも、自分の初任者時代とは比べものにならないほどたくさんの仕事を抱えながら、それでも毎日生徒たちに笑顔で向き合っている。  ひたすら押し寄せる恥ずかしさとともに、今、初任者時代の生徒たちに心から申し訳なく思う。あんなに未熟で頼りなかった自分を、それでも毎日「先生」と呼んでくれていたことに対して。

 教務主任という立場になった今でも、できることに精いっぱい取り組んでいる(と思っている)。そうすることで、目の前の生徒たちや先生方に、私がいただいた教えの一部でも還元できたら、と願いながら。「見川中学校でよかった」。誰かにそう言ってもらえることを心待ちに。

【令和2年11月23日茨城新聞掲載】

 

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