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菊地良夫教諭(ひたちなか市立勝田第二中学校)

令和2年9月7日掲載

懸命な合唱祭に感動

菊地良夫教諭
▲菊地良夫教諭

 中学3年間の子どもの成長には驚かされる。3年生ともなれば、考え方や言動が大人っぽくなり頼もしく、仲間を大切にし、心優しく温かい。あの時の3年生もそうだった。

 合唱祭の練習が始まったのは夏休み。体育祭の団舞練習の日だった。私が行事に夢中なことや、合唱祭で金賞を取ったことがないことを知っている子どもたちは、「私たちが金賞取ってあげる」と笑顔で言ってくれた。すごい気合いだなと驚きつつ、幸せだった。

 2学期最初の授業では「もう伴奏弾けます」と言う伴奏者に、「スゲー」と歓喜の拍手喝采。頑張りをねぎらうと、「去年、伴奏者が褒められてたから」とはにかんだ笑顔。人知れず指揮者と伴奏者は自主練習。その2人に個人賞を取らせてあげたいと、さらに気合いが入る子どもたち。クラスの絆が強まっていく。

 中間発表会後、周りから金賞候補と言われても「納得いく合唱じゃなかった」と気持ちを緩めない。「金賞を取るクラスは練習も金賞じゃないとダメだよ」と圧倒的な取り組みは続く。

 本番の合唱は感動的だった。最高に幸せな瞬間だった。ステージ上では、もう一つの感動があった。曲の終盤、1人の男子の頬に一筋の涙が伝った。「このクラスで歌うのは最後なんだ」と思ったら自然に涙が流れたらしい。自分を信じ、仲間を信じて、胸を張り晴れやかに歌う子どもたちが誇らしかった。だから私は、中学生の純粋さやひたむきさ、懸命な姿、温かな心を直球で感じられる行事が好きなのだと思う。

 合唱祭が終わり、下校する生徒から「先生おめでとう!よかったね」と声を掛けられた。そう言ってくれた別のクラスの生徒の優しさが忘れられない。

【令和2年8月31日茨城新聞掲載】

 

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