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松本奈美教諭(美浦村立大谷小学校)

令和2年6月22日掲載

縁があって再び担任

松本奈美教諭
▲松本奈美教諭

 「先生が担任でよかった」。この言葉ほど教師冥利に尽きる言葉はない。初めて受けもった子どもたちは、今年中学生になった。

 5年前の4月、大学を卒業したばかりの私は、社会人になって6日目に小学2年生の担任になった。授業の展開が分からなかったり、子どもたちのトラブルをどう解決すればいいのか分からなかったり。そんな中、先輩の先生は優しく教えてくださった。初めて書いた通知表は、連日夜遅くまで苦戦して仕上げた。その年は、毎日が手いっぱいで本当に大変だった。

 縁があり、その子たちが小学4年生、5年生で再び受けもつことになった。仕事に慣れ、1年間の見通しが立つようになり、「今年は子ども同士のつながりを大切にしよう」と意気込んだ。

 授業では「それって何?もっと知りたい」という子どもたちの疑問をきっかけに、美浦村にある陸平(おかだいら)貝塚の地域教材を作ってチーム学習を取り入れた。休み時間は週に1度みんなで遊ぶ日を作り、クラス全員でリレーなどをした。私も走りまくったが、容赦なく追いかけてくる子どもたちのパワーにはかなわなかった。

 時には子ども同士の行き違いもあったが、子どもたちの解決する力を信じ、納得するまで話し合いの時間を設けた。問題を乗り越えるたびに、子ども同士の結束は固まった。3学期の終業式、一人一人に手紙を送ると、他の先生に「俺、先生から手紙もらったんだ」と笑顔を見せた子もいたらしい。そのことがとてもうれしかった。

 それから1年後。卒業式が終わると、手紙や色紙をもらった。中には、「先生が担任でよかった」「5年生楽しかった」という言葉がたくさんあった。大変だと思うこともあるが、やっぱりこの仕事が大好きだ。

【令和2年6月16日茨城新聞掲載】

 

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