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大森真由美教諭(日立市立日高中学校)

令和2年1月20日掲載

向き合い 共に考える

大森真由美教諭
大森真由美教諭

 生徒との出会いは「一期一会」、担任を任された一年は緊張の毎日である。

 4月、どんな言葉で迎えようか…。3月、どんな言葉で送り出そうか…。教師を始めた頃は、自分が先頭に立ち、あれもこれもしてあげたいという理想を掲げていた。しかし、自分の思い通りにはいかず、どうすれば良かったかと反省の毎日であった。どんな言葉が生徒の心に響くのかと、思い悩むようになった。

 転機が訪れる。本校で、道徳の教科化に向け、昨年度から授業研究に取り組んだ。生徒は、答えがない中で、考え、議論し、自分ならどうするかを1時間の授業の中で考える。しかし、研究を進める中で、1時間の中で答えを出さなくていい、友達の考えを聞いたり議論したりする中で、生き方のヒントが見つかればいい、という思いに至るようになった。  

 日々の生活の中で、生徒の悩みを聴くことも少なくはない。そんな時、ふっと感じたことがあった。これは、私の「道徳」だと。ありふれた言葉で悩みを解決しようとするとうまくいかない。私自身の成功体験や後悔や挫折は生徒には通用しない。目の前にいる生徒と真剣に向き合い、一緒に考える。「先生だったらこう思うけど、どうかな」。まさに、一対一の「道徳」である。数分の会話が、体験的な会話が、問題解決的な会話が、私の言葉が、この先の夢や希望や困難に直面したときに、生徒自身が自分で考え、自信を持って一歩踏み出す勇気の糧になる。

 私の「道徳」は、「このクラスで良かった」と、生徒がくれた言葉で終わる。今の理想の教師像は、生徒が人生の中で立ち止まったときに、「先生がそっと背中を押してくれた気がした」と思い出してくれる存在であることだ。

【令和2年1月13日茨城新聞掲載】

 

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