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吉久保美香栄養教諭(北茨城市立磯原中学校)

令和元年8月13日掲載

ごちそうさまの思い

吉久保美香栄養教諭
吉久保美香栄養教諭

 「ごちそうさまでした」。給食が終わると聞こえる子供たちの声。ごちそうさまという言葉は、食事を用意してくれた人への感謝を表すといわれるが、意識して言っている子はどれくらいいるのだろう。

 私が通っていた中学校には給食室があり、廊下からのぞけば給食を懸命に作る調理員さんの姿が見えた。また、母が調理員だったため、給食を作る苦労を聞くこともできた。

 現在勤務している学校の生徒は、お昼前から給食の話題で盛り上がるほど、給食への関心が高い。しかし、給食は共同調理場方式のため、調理の様子を見たり、調理員さんの話を聞いたりする機会があまりないのが現状である。

 1年生と一緒に給食を食べていたときのこと。その日のメニューはゴーヤーチャンプルーだった。ゴーヤーが苦手という生徒が多く、ゴーヤーをよけて食べる姿があった。そこで、みんなが少しでも食べやすくなるようにという気持ちで、調理員さんと私が一生懸命苦いワタの部分を取ったことを伝えた。

 すると、「先生が頑張ってくれたから、私も頑張ろうかな」「薄く切ってあるものなら食べられそう」と、生徒がチャレンジし始めた。一口、さらに一口。子供たちは頑張って食べてくれた。作る側の気持ちが伝わったような気がして、温かい気持ちになった。

 子どもたちには「飽食の時代」と言われるこの時代においても「ごちそうさま」と心を込めて言える人になってほしいと思う。そのために、栄養教諭として調理の様子や作る側の気持ちをしっかり伝えていきたい。そして、子どもたちが大人になったとき、ごちそうさまに込められた思いを次の世代に伝えてくれたら幸せである。

【令和元年8月5日茨城新聞掲載】

 

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 校長 緑川弘

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