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坂本幸子教諭(常総市立岡田小学校)

令和元年7月29日掲載

遊びから学ぶ子ども

坂本幸子教諭
▲坂本幸子教諭

 「あなたの幼少期は、どんな子どもでしたか」。先日、学校の広報誌に掲載するためにこんな質問を受けた。ぱっと思い出すのは、缶蹴りをしたり、陣地取りをしたり、草むらの中に秘密基地をつくったりした野外遊びばかりだ。当時はゲーム機も出回っていたが、それよりも、大勢で遊ぶ外遊びが本当に楽しかった。

 その中でも、特に印象に残っているのが砂遊びである。近所の集会所の庭に広い砂場があって、その中に水路をつくり、水を流して楽しんだ。

 そんな幼少期のことを思い出し、ある日、現在担任している1年生の子どもたちに、生活科の授業で砂遊びをさせてみた。

 「先生、見て!」「先生、トンネルができたよ!」とあちこちから声があがる。最初は一人で遊んでいた子も、自然と数人で遊び始めた。その中にはたどたどしい日本語で笑顔いっぱいに私を呼ぶ外国籍の子どもたちの姿もあった。

 「先生も一緒にやろうよ。すごく楽しいよ」。砂のざらざらした手触りは、この遊びが大好きだった幼少時のままだった。そして、誰もが夢中になるこの遊びは、時代を越えて現代にも着実に受け継がれていると感じた。

 人は、遊びから学ぶ。どうすればよりよいものができるのか。自分で考え、それを実行に移す。遊ぶ人が日本の国籍であろうがなかろうが、それは全く関係ない。言葉がすべて通じなくても、身振り手振りで皆で教え合い、皆で学び合う。子どもたちには、それができる力がある。だからこそ、子どもたちはすぐに打ち解け、仲間となるのであろう。

 これから時代はさらに国際化が進むはずだ。私たち大人は、子どもたちの遊びから学び合う姿を見習うべきなのかもしれない。

【令和元年7月23日茨城新聞掲載】

 

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