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平成30年12月 教育長定例記者会見

 教育委員会では、平成30年12月26日(水曜日)、教育長定例記者会見を実施しました。
内容は下記のとおりです。

 

会見テーマ

会見要旨

1 全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について

 それでは始めに1ページをお開き願います。平成30年度全国体力・運動習慣等調査 調査の結果についてでございます。

 まず調査の対象でございますが、小学校5年生そして中学校2年生の全児童生徒を対象に行なっているものでございます。結果の概要でございますが3番の表をご覧ください。上の表が小学校5年生、下の表が中学校2年生。左右が男女に分かれております。

 総合的に見ますと小学校5年生の男子は全国第4位という得点、女子が全国第2位という得点になっております。全国との比較でマイナスがついてる項目は、具体的には小学校5年生男子の下から2つ目の段、ソフトボールについては、全国に比べまして-0.48、全国第37位という順位になっております。女子のソフトボール投げは全国第11位ですが、小学校5年生男子のソフトボール投げについては、毎年比較的順位が低い種目です。

 中学校2年生につきましては、その下の表でございます。左側は男子、右側が女子となっています。男子は総合で全国第2位、女子が総合第3位という成績になっております。小学校5年生男子では全国第37位だったソフトボール投げですが、中学校2年生になりますと、投げるものはハンドボールに変わりますが、全国で第14位と順位は上がっております。ソフトボール投げの記録がだんだん下がっている状況は2ページにグラフを載せておりますが全国的にもソフトボール投げの記録がだんだんと下がっている傾向があります。このソフトボールについては、投げる習慣が昔から比べると減っているのかもしれません。かつては野球などよく遊んでいましたが、なかなかそういう機会が減っていることもあるのかもしれません。こうしたことを踏まえまして、小学校でも、投げる力を養う取組を現在行っております。

 前のページに戻りまして、昨年度と今年度の結果を比較しますと、網掛けのところが昨年度よりも伸びた記録あるいは上回った順位です。ただ小学校5年生男子の一番上、握力のように記録は落ちているけれども順位が上がっている種目もございます。

 2ページの6番、課題(3)に今後の取組について記載しておりますが、各種研修会で学んだ向上に効果のある指導法や、昨年と比較して効果が出た学校の取り組みを紹介していくなど、改善に向けて努力していきたいと考えております。それから毎年8月に実施しています体育の指導者講習会で小学校の先生に対して投げる技術の習得を図る、そういう取組もしています。また今年度から、「お手玉スロー」という運動の種目を始めました。これらを普及することで、投げる力をこれから身につけるようにと考えています。

 

2 茨城県指定文化財の指定について

 続いて3ページの方へ移ります。平成30年度の茨城県指定文化財ついての説明です。 まず1番に指定の経過がございますが、先月30日に開催されました茨城県文化財保護審議会において、3件の有形文化財の指定について答申がなされたことを受けまして、指定するものでございます。今回の指定によりまして茨城県指定文化財の総数は693件となります。

 具体的な文化財の紹介でございますが、まず2番目に有形文化財(建造物)旧土肥家住宅、ひたちなか市にございます。左側写真の手前側が主屋、奥側が隠居屋の写真でございます。この建物は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ひたち海浜公園の、ネモフィラの見える丘の手前にある建物です。

 旧土肥家住宅の説明でございますが、もと新利根村にあった土肥家の主屋、隠居屋を平成22年に移築復原したものです。主屋はその構造的な特徴から17世紀中期頃の建築と考えられ、部材に残された墨書から、宝永3年(1706)の建築と判明いたしました。

 このように県内における最古級の主屋と隠居屋の二棟がともに残ることは大変珍しいことで、歴史的・学術的な価値が非常に高いと考えております。この2棟の造り方を比較検討することは 、17世紀から18世紀初めにかけての民家の技術的変遷を知る上で、重要であるということで今回の指定に至っております。建造物の県指定はこれで78件となります。

 3番目は、有形文化財(彫刻)銅造阿弥陀如立像附旧支柱。写真は次のページにございますけれども、立像の頭を見ますと、よく見られる螺髪ではなく、波状髪といううずまきのような形式、清凉寺式で頭髪部が表現されております。一方、体の部分につきましては、両肩を衣で覆い、左手で刀印を結ぶ善光寺式という二つの異なる様式から成り立っております。このような形式は、二つに共通する生身仏信仰によって結び付けられたものと考えられており、中世の信仰世界を伝える貴重な遺例であります。

 また、附指定となる旧支柱の銘文から、元禄11年7月にこの仏像が修理されたことが分かりました。言い換えれば、その頃までにこの仏像が浄乗寺に伝来したものと考えられます。彫刻の県指定はこれで162件となります。

 4ページ写真に旧支柱の銘文を出しておりますが、表に「本尊阿弥陀如来御再興 寄進人 大和田平左衛門」書いてあり、元禄11年の記述がある訳です。裏には、「親鸞聖人真影 寄進人 宗俊」とあり、この真影については現在見つかっておりませんが、当時こういったものがお寺にあったという証拠にもなろうかと思います。

 4番では、有形文化財(考古資料)信太入子ノ台遺跡出土蔵骨器、骨を納めた器です。第1~第3号蔵骨器からなり、これらは8世紀末から9世紀頃の作成とみられ、いずれも焼骨が納められておりました。

 第1号蔵骨器は写真の右側、須恵器の甕に蓋が乗っているもの。第2蔵骨器は写真中央の短頸壺、首が短い壺であり、無傷の完形品として残っております。第3蔵骨器の蓋が右側の写真にございますが、ここには「大伴」の墨書が残っており、畿内で活躍した大伴氏の流れを汲んでいる可能性があります。大伴家持の大伴になります。

 このように本件は、ものの流通や、火葬を通した仏教の普及、古代氏族のあり方など、古代律令体制下の動向を知る上で、多くの視点を提供しうる重要な資料となっております。これで、考古資料の県指定は、これで27件目となります。

 

3 第6回いばらきっ子郷土検定事業について(市町村大会の結果と県大会の概要)

 続きまして5ページ、第6回茨城いばらきっ子郷土検定でございます。毎年行っておりますが、まずは市町村大会の結果でございます。市町村ごとに予選を行いまして、そこで選ばれた学校が、来年2月の県大会に出てまいります。

 (2)の表は参加状況でございますが市町村立学校 、国立中学校では100%でございます。表の県立学校等のなかには、県立の中学校・中等教育学校・特別支援学校のほかに、茨城大学教育学部附属特別支援学校及び日立市立日立特別支援学校を含みます。

 全体の参加率は89.3%でございますが、2にございますように、参加した生徒全員に意識調査を行った結果、自分の住んでいる市町村を知る機会になったという回答が85.8%、市町村の良さをわかる機会になったというのが78.2%、市町村の良いところがあると思いますか、茨城県のことを知る機会になった85.8%、といずれも高い割合で回答を得ております。茨城県によいところがあると思う割合についても81.5%となっておりますので、こういったことで郷土意識を醸成しております。

 6ページにつきましては、県大会の概要です。県大会は2月2日土曜日、県民文化センターで行われます。全出場中学校の組み合わせは既に抽選を行い、8ページに載っております。 AブロックからIブロックまで、9ブロックに分けて1回戦を行います。

 5の大会については、一回戦は組み合わせ表に従い、記述式が2問、早押し式が3問で勝者を決めます。その中の各ブロックで敗退する4チームずつが敗者復活を行い、6校が準決勝に進みます。回答形式は異なりますが、そのように大会は決勝まで進んでまいります。

 形式は異なりますが各中学校ともに応援合戦もあり、非常に盛り上がる大会です。様々な協賛企業の方々も参観してくださいまして、私たちが予想していた以上に盛り上がるイベントとなっておりますので、ぜひ御取材頂いて生徒たちに感想等を聞いてくだされば、ありがたいと思っております。

 7ページには出場回数を載せさせていただきました。丸数字は連続出場ですが、初出場が今回は7校。一度出場しますと各学校も盛り上がり、先輩に負けないようにと頑張ってまいりますので、連続出場を果たすのかもしれません。これが、全出場校出場回数でございます。ぜひ2月には、県民文化センターの方で御取材願います。こちらからは、以上でございます。

 

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