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平成29年8月 教育長定例記者会見

 教育委員会では、平成29年8月28日(月曜日)、教育長定例記者会見を実施しました。
内容は下記のとおりです。

 

会見テーマ

会見要旨

1 平成29年度全国学力・学習状況調査の結果概要

 1点目は、平成29年度の全国学力・学習状況調査の結果の概要です。

 1の調査概要です。参考1の表に記載しておりますが、この調査は平成19年度からスタートしております。そしてこの間、23年度は東日本大震災で調査見送り、そして22年度と24年度は、抽出で調査を行いましたが、それ以外は全て悉皆で調査が進められてきているところです。(1)の表にありますとおり、今年は4月18日に実施されまして、記載のとおり、これは公立学校の分が記載されておりますが、小学校6年、中学校3年を対象とした悉皆調査によりまして実施をされたところです。

 (2)調査の内容ですが、教科に対する調査と生活習慣などに関する質問紙調査と大きく2つございます。そして教科に関する調査については、対象科目が国語と算数・数学の2教科。それぞれ知識に関する問題、活用に関する問題がありまして、結果、教科に関する調査は小・中全体で8分野ということになります。

 2の調査結果の概要ですが、(2)の分野別平均正答率の一覧の表を合わせてご覧ください。この表は、平均正答率を全国と比較したものです。中ほどの比較のところが全国との差でして、網掛けしているところが全国平均以上、今回はすべて網掛けとなっており、平均以上ということになっております。

 また、下段には順位を昨年と比較して記載しています。この上の(1)【全体概要】にありますが、今年はこの8分野全てで全国の平均正答率を上回りまして、全国順位も全て20位以内となりました。これは、この調査が始まってから初めてのことです。小学校では、4分野全てで全国平均正答率を1ポイント以上上回りまして、順位も全ての分野で上昇いたしました。

 また、中学校においてこれまで課題でありました数学、特にAの問題ですが、今回は全国平均正答率を上回り、順位も記載のとおり31位だったものが19位まで順位を上げています。一番下の表は昨年度の結果でして、昨年度は8分野中7分野、この中学の数学Aだけが全国平均正答率以下だったわけですが、今回はそれも改善したということです。こういったことから、本県の児童生徒の学力については、昨年から比べてもさらに改善がみられ、着実に向上してきているものだと考えております。

 

 2ページから3ページにかけまして、平成19年度からの推移を表しております。全国の平均正答率との差を左側は表、右側はグラフにしたものでありまして、傾向を申し上げますと、2ページの一番下の中学の国語については、記載のようにほぼ全ての年度で正答率を上回って推移してきております。これに対して、上の小学校の国語、算数の教科につきましては、19年度にスタートして最初の3年、4年は全国平均以下でしたが、その後少しずつ上昇し、右肩上がりで現在はほぼ平均正答率を上回るトレンドできております。

 

 一方で、3ページになりますが、中学の数学は先ほど課題と申し上げましたが、これをご覧いただきますと、10回のうち大部分の年度でマイナスとなっていまして、ここが課題であったわけですが、今年度につきましては、A問題、B問題ともに全国平均正答率を上回る結果となったところです。

 3の成果と課題についてです。まず全体の内容としまして、すべての分野で全国平均正答率を上回る成績となりました。その一定の成果が出てきた要因ですが、ここにシロマルがいくつか並んでおります。上の4つに記載してありますとおり、まずは各学校や各市町村におきまして、それぞれ学校の教員が指導方法に様々な工夫、改善を行いながら、一人一人の児童生徒の確かな学力育成に真摯に取り組んだ結果が出てきているものだと考えております。また、県の学力向上に向けた支援策としまして、・(なかぐろ)が4つあります。代表的なものを4つ並べておりますが、一つは少人数教育充実プラン推進事業ということで、平成14年度から取り組んでおります茨城方式の少人数教育になりまして、これまで順次、対象年次を拡大してまいりました。現在は小学校全学年、中学校1・2年、今年2年まで拡充しましたが、こちらで少人数教育の充実が図られてきていること。

 それから2つ目の学力向上推進プロジェクト事業ですが、これはモデル校を作りまして授業の公開や文科省の調査官による指導・助言、さらには、指導主事が学力に課題がある学校に直接訪問して指導するといった事業、取組を進めてまいりました。

 さらに、学びの広場サポートプランは、数学・算数を対象にした事業ですが、夏休みなどに集中して計算の基礎的な力を養う補習指導を行ってきました。特に中学生で先ほどから申し上げております課題がありましたので、一昨年から小学校でやっていたこの事業を中学1、2年生に拡充をして今年進めているところです。

 また、国語におきましては、一番下のみんなに進めたい一冊の本推進事業をかなり前から実施しておりまして、たくさん読んだ数に応じて表彰することで、読書の習慣づけをこれまで進めてきたところです。一方で課題になりますが、個別には小さいものからたくさんあるわけですが、代表的なものを挙げますと、中学校における国語で語彙力に課題があり、また数学においても、個別に申し上げますと、図形の証明などに課題が出てきています。これらにつきましては、さらなるブラッシュアップ研修の取組、あるいは今後全ての教科で国語辞典を積極的に活用するといったことをやりながら、さらなる学力の向上に向けて取り組んでまいりたいと思います。以下、教科別、小中別に細かい分析をしていますが、後程ご覧いただきたいと思います。

 

 6ページまでお進みください。4の生活習慣や学習環境に関する質問紙調査の結果です。質問紙調査は大きく児童生徒に対するものと学校に対するものがあります。まず児童生徒に対する質問紙調査の主な結果です。この資料の見方ですが、行の頭にシロマルがついておりますのが、全国平均を上回っている項目。それから、次のページの下にありますように、頭に黒三角がついているものは、全国平均を下回っている項目ということになります。

 6ページに戻っていただいて、生活習慣に関する内容、あるいは学習状況に関する内容の充実についての質問についてはおおむね全国平均を上回る結果となっております。

 

 一方で、7ページの下から8ページにかけてありますが、テレビなどを見たりテレビゲームをしている時間、これは平日3時間以上見ている生徒の割合ということでは、中学校で記載のとおり全国平均を上回っております。

 それから、8ページで2つ黒三角が付いていますが、自分の考えや意見を発表することについて肯定的な回答をしている児童の割合、あるいは自分の考えを発表する機会が与えられていたと思う割合が全国平均を下回っている結果になっています。それから次の学校に対する質問調査でありますが、こちらも同じような表記になりますが、カリキュラム・マネジメントに関する内容や、主体的・対話的で深い学びの視点による学習指導の改善などに関するものについては、概ね全国平均を上回っております。

 

 9ページ一番下にありますが、そうした中で、昨年学力学習調査の結果について、保護者や地域の人たちに対して公表や説明を行った割合については、全国平均を下回る形となっております。以下次ページに正答数の分布の特徴を表すグラフですとか、これまで10年間の正答率順位の比較を表にしたものを提示してあります。今回は、昨年と比べましてもさらに改善が進められたわけですが、こういったことを一つの励みにしまして、今後ともそういった数値に一喜一憂することなく、しっかりと細かい分析を進めまして、子供たちの学力の向上に取り組んでいきたいと考えています。

 

2 第2次県立高等学校再編整備の後期実施計画における平成30年度実施対象校の概要について

 次に発表項目2点目ですけれども14ページをお開き下さい。

 14ページは、第2次県立高等学校再編整備の後期実施計画における平成30年度の実施対象校の概要です。まず全体的な話を申し上げますと、第2次県立高等学校再編整備計画は、平成23年度から32年度までの10年間の計画で今進めております。この10年間を前期・中期・後期と3つに分けまして進めてきているところでして、現在は、後期実施計画、期間といたしましては、平成29年度から32年度までの4か年とする最後のスパンとなりますけれども、この実施計画を現在進めておりまして、その中で今日お示しするのが、来年度実施する対象校の概要になります。すでに後期実施計画を作る際に一度お示ししている内容になりますが、より具体的に決まってきましたので、改めてお話しをさせていただきます。

 中身は3つございます。1つ目は、フレックススクールの改編ということでありまして、対象は高萩高校です。このフレックススクールですが、これは不登校や中途退学経験者を含めまして、多様な生徒に教育の機会の確保をする目的で作る学校でして、多部制、定時制、単位制の学校ということになります。これまで県内に4つ設置してありまして、今度高萩で5つ目のフレックススクールということになります。

 それから2つ目が統合でして、今回は鉾田二高と鉾田農業を統合し新校を設置いたします。

 それから3つ目が学科改編でして、真壁高校の農業に関する学科に新しいコースを設置するものです。

 

 具体的には次のページから簡単にご説明します。

 15ページは今申し上げましたように、フレックススクールです。それから5つ目に改編する学科等があります。現在、高萩高校は、全日制普通科3クラスですが、これを二部制の午前の部2クラスと午後の部1クラスに再編するものです。その下の改編の主な内容の欄をご覧いただきたいと思います。いくつか書いてありますが、二部制定時制単位制に改編することで、多様な生徒、多様な経歴を持つ生徒が自分の興味や関心、あるいは進路希望に応じて自分に合った時間割を選択出来るようにしたいと考えております。

 また、学校カウンセリング体制を充実することで、豊かなコミュニケーション作りを学び、心のふれあいを大切にした指導を進めてまいりたいと考えています。

 さらに、望ましい人間関係と社会性を育む学校設定科目を開設いたしまして、例えば記載しておりますように地域連携による体験型の科目として、「魅力!いばらきの農業」といった科目を、また、コミュニケーション能力や勤労観を育成する科目ということで、ライフスキルを高める心理学といった新しい科目を設置することとなっております。

 併せまして一番下にありますように、進学から就職まで幅広いニーズに対応する教科活動を展開する中で、少人数教育を導入することで基礎学力の定着を図る一方、午前の部に大学進学等に対応できる時間割を編成し、発展科目を開設することにしております。

 

 16ページにお進み願います。統合ですが、対象は鉾田二高と鉾田農業を統合しまして、新校であります鉾田二高、名称は既に鉾田第二高等学校ということが決まっております。位置欄にありますように、校舎、グラウンドは基本的には現在の鉾田二高の校地を活用しますが、農業系の学科を残しますので、農場は鉾田農業の校地を引き続き活用していくことにいたします。改編内容は記載のように総合学科7クラスの鉾田二高と、農業科などの農業に関する学科を3クラス持ちます鉾田農業を統合しまして、右側にありますが、総合学科6クラスと、農業科、食品技術科を1クラスずつ持つ、計8クラスの新校を設置する予定です。

 改編のねらいにありますように、統合する両校のこれまで積み上げてまいりました教育実績を基礎としまして、それらを効率的に融合することで次代の地域を担う人材の育成を図ってまいりたいと考えております。具体的な内容は、改編の主な内容に記載していますが、大きく2つありまして、一つが大学進学から就職まで対応するきめ細かな指導を実践すること。そしてもう一つは、総合学科や農業関係の2学科の特色を生かした多彩な科目などを開設することにあります。

 具体的には下にありますように、総合学科におきましては、例えば人文科学系列、自然科学系列におきまして特進コースを開設して、地元の国立大学進学へのニーズに対応してまいります。また、新たにメディアマーケティング系列といったものを作りまして、商品の開発、ブランド化の基礎を学ぶことで農業の6次産業化など地域産業の振興へ貢献できる人材を育成してまいりたいと考えております。その他、生活科学系列や福祉系列では食材や福祉事情等を学ぶ学科、また、農業科、食品技術科には特進コースを設けまして、国立大学進学にも対応した類型コースを開設したいと考えております。

 

 最後に17ページになります。こちらは学科の改編等で、対象校は真壁高等学校です。現在の真壁高校は全日制で、普通科と農業に関する学科を設けていますが、このうち今回改編いたしますのが農業に関する学科でありまして、それぞれ農業科に加工・流通コース、食品化学科に製菓コース、また環境緑地科に地域産業コースといった新しいコースを設置します。ねらいは、地域と連携した取組を一層充実することで、地域のリーダーの育成をしていくことです。

 改編の主な内容になりますが、メインとなるのは(1)の特色のあるコースの設置になりまして、今申し上げましたように、加工・流通コースでは、地産地消に重点をおいた6次産業化を体験的に学習できるようにいたしますし、食品化学科の製菓コースでは、地元の和菓子職人、パティシエなどの指導により製菓技術を習得いたします。さらに、環境緑地科におきましては、地元の産業であります石材業の石材技術等を通した地域の振興についての学習を進めることにしています。その他(2)以下で記載していますように、地域性を踏まえた専門的知識・技術を育む科目ということで「魅力!いばらきの農業」といった学校設定科目を開設します。さらに、「紫峰未来塾」は地域の小・中学生などと一緒になって学ぶという仕掛けになりますが、こういった塾も新たに開設いたします。さらに最後になります(4)で、大学進学希望者に対応した学校設定科目も開設することで多様なニーズに対応してまいりたいと考えております。

 以上が再編の後期実施計画の来年度の概要になります。

 

3 平成29年度つくろう料理コンテスト結果について

 18ページをお開きいただきまして、最後になりますが、平成29年度つくろう料理コンテストの結果になります。目的にありますように、この事業は「Ⅿyホリデー朝食メニュー」をテーマに、休日の朝を想定しまして、児童生徒が自ら県産食材を活用し、献立を考え調理することを通して、食への関心を高めるということで進めているものです。

 5にありますように、応募総数、年々増えてまいりまして、今年は9353点にのぼりました。日程にありますが、一次審査は書類審査で6月に行いまして、この中でこの9300点余りの中から小学生の部、中学生の部それぞれ10点、高校生の部6点を選出しまして、8月24日に実技の審査を行いました。7にありますように、最優秀賞として、小学生の部は、牛久市立中根小学校6年の藁科快成(わらしなかいせい)さん、中学生の部は東洋大附属牛久中学校2年の片桐匠登(たくと)さん、そして高校生の部では大成女子高校2年の吉田夏奈(なな)さんがそれぞれ受賞しております。8にありますように、この最優秀作品については、9月から11月にかけまして、毎月19日に行っております「食育の日」におきまして、県庁生協食堂ひばりで一日限定メニューとして提供することとなっております。なお、最優秀賞作品のメニュー、あるいは選考理由につきましては、写真入りで付けておりますので、ご参照いただければと思います。

 

 私からは以上です。

 

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