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~つらい中にも楽しみを見つけて~

リオデジャネイロオリンピック金メダリスト 山室 光史さん ~つらい中にも楽しみを見つけて~

      

 

      山室光史さん1

 

 

 リオデジャネイロオリンピック 体操競技 男子団体総合で金メダルを獲得した山室 光史さん(コナミスポーツクラブ所属)は、茨城県古河市のご出身です。
 困難を乗り越えて夢を果たした山室 光史さんに、子どもの頃のことや故障からの復活、そして夢を持ち続けることの大切さについて伺いました。
 インタビューの最後には、子どもたちに向けたビデオメッセージがあります。

 

遊んで育った小学校時代、けがで体操を離れた中学校時代

  

  ー山室さんが生まれ育った古河市のことや、子どもの頃のことを教えてください。

 古河は公園など遊べる環境が多く、子どもの頃はよく遊んでいたので、楽しかったです。遊んでいた結果身体能力も上がって、今の体操にはすごく関わっているのかなと思います。
 また、古河市の方々にはずっと応援してもらっていて、それが今回の金メダルに結びついたので、感謝しています。

山室光史さん2


 自分は体を動かすのが好きで、高いところに上ったりして落ち着きのない子どもと言われていました。勉強はあまり好きではありませんでしたね。科目では理科が好きでした。
 体操を始める前はあまり覚えていないのですが、気がついたときには体操のことだけでしたね。オリンピックに出たいというのが、子どもの頃からの夢でした。

 

   -印象に残っている先生はいますか。

 

 小学校の校長先生です。校長先生と話すことって小学生だとあまりないと思いますけれど、小さい頃からある程度成績が残せたこともあり、校長室に呼んでいただいて結構話す機会もあったので、印象に残っています。

 

※民放のテレビ番組に、当時小学校6年生の山室さんが出演。定年退職する校長先生に対し、「今まで見守っていてくれて本当にありがとうございました。2008年のオリンピックに必ず出ます」と誓いました。


 

  -中学生の時、腰を負傷し一度体操を離れたとお聞きしました。そのときの心境と、その後また体操を始めた時のことをお聞かせください。

 

 小さい頃から体操をやってきたなかで、厳しい指導やずっと遊べなかったという気持ちもあり、けがをきっかけに一度体操を辞めました。最初は遊べることが嬉しかったのですけれど、物足りなく感じることもありました。
 その後小さい頃からお世話になっていた指導者の方から誘われて、僕自身も体操が好きだったので、またやろうかなって思えました。辞めている時期は何の目標もなく生活していたので、両親も賛成してくれました。

 

 

夢の大舞台での負傷、そして…

  

  -ロンドンオリンピック(2012年)でも大きなけが(跳馬の着地に失敗し、左足甲剥離骨折でその後の競技を棄権)をされて、それを乗り越えてリオデジャネイロオリンピックに出場しました。気持ちを維持したこと、復活の原動力はどこにありましたか。

 ずっと夢だったオリンピックに出たのですが、結果的に良くなかった、けがもしましたし、自分が思い描いていたオリンピックとは全く違う結果になってしまった。こういう結果に終わるために体操をしてきたのではないと、どうしても自分の中で納得できませんでした。

 

 オリンピックという舞台でしかそういうイメージを払拭できないと思ったので、前回のオリンピック期間中から、どうしてももう一度オリンピックに出ようと強く願いました。

山室光史さん2


  

  -オリンピックで金メダルをお取りになりましたけれど、自分自身の変化はありましたか。

 

 そんなになかったですね。欲しかったオリンピックの金メダルが手に入ったので、そこが体操人生の終点になるかと思ったのですけれど、次のオリンピックが東京に決まったということもあり、終点ではなくて通過点になりました。


 次の夢は東京オリンピックに出ることです。自国開催なので、すごく盛り上がるでしょうし、自分自身も楽しみ、他の皆さんも楽しませたいです。
 4年後ですと年齢的にもつらくなっていくところですが、とりあえず一試合一試合、一年一年を頑張って行きたいと思います。

    

  -普段はどのような生活をしているのですか。

 

 基本体操のことを考えているので、次の日練習でちゃんと動けるように前日から整えたりするので、体操をするための生活ですね。
 遊ぶこともあるのですが、次の日練習があるということも頭の片隅にあるので、あまり気は抜けないです。

 

  -リラックスするのはどんな時なのですか。

 

 趣味で釣りをするのですけれど、海に行って船に乗って釣ったりするので、そういう時ですね。釣った魚は自分で捌いたりしています。

         

   

夢を叶えるために、周囲の大人は、そして子ども自身は

  

  -山室選手は、子どもの頃からの夢を金メダルという形で叶えました。子どもが夢を持ち続けるために、周りの大人や、子どもたち自身にとって大切なことってどんなことだと思いますか。

 

 親御さんや周りの大人にとって、まず可能性を見つけてあげるのが大切だと思うのですけれど、それだけではなくて、スポーツでも勉強でも、子どもが好きなことを好きで居続けてもらわないと自発的に取り組まないので、あまり強要せずに、子どもの気持ちを大切にしてあげることが一番大事かなと思います。

 

 子どもたち自身としては、夢を叶えるためにはつらく厳しい練習もしなければならないと思いますけれども、その中にも楽しいことを見つけることが大事だと思います。
 例えば自分の場合、演技の中に自分の理想像があって、その理想像に少しでも近づけたと思えば達成感が得られるので、それをつらい練習の中でも楽しみにしています。

 

 楽しかったことと厳しかったこととがそれぞれあって結果が残せるというのは子どもながらにも分かります。それが分かれば色々なことに取り組めるのかなと思います。

 

山室光史さんからのメッセージ

 

山室さん動画

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【山室光史さんのプロフィール】

山室 光史(やまむろ こうじ)
コナミスポーツクラブ 体操競技部所属

 

  • 茨城県古河市生まれ
  • 日本体育大学体育学部体育学科に在籍中の2009年に初の日本代表に選抜
  • 世界体操競技選手権成績
     2010年ロッテルダム(オランダ):男子団体総合で銀メダル
     2011年東京:男子団体総合で銀メダル、個人総合・つり輪で銅メダル
  • 2012年ロンドンオリンピック:男子団体総合で銀メダル
  • 2016年リオデジャネイロオリンピック:男子団体総合で金メダル


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