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神栖市立神栖第四中学校

いじめ防止に向けた人間関係づくり~神四震災復興支援プロジェクトより~

平成25年9月3日掲載

  
 本校は、いじめ問題が社会問題となる中で、いじめ問題防止のため人間関係づくりに力を入れています。その取り組みの特徴は、生徒自身の主体的な活動であり、校内だけでなく保護者や地域との連携を図った活動だということです。生徒同士さらには様々な方々との交流を通して、積極的に絆づくりを進めようと取り組んでいます。


 2011年3月11日に起こった東日本大震災は、神栖市にも大きな被害をもたらしました。転居を余儀なくされた何名かの生徒たち、水が出ない中で再開された学校生活、そして連日テレビや新聞などで報道される東北地方の大きな被害などにより、生徒、教員の心が晴れることはなかなかありませんでした。そのような状況の中で、川崎市の中学校から励ましの手紙を頂き、地域の方々からは学校での避難所生活へのお礼の手紙等を頂きました。それをきっかけに、生徒、そして教員間で「感謝の気持ちを込めて、自分たちにも何かできないか」という声が上がっていきました。

 

 昨年と一昨年は、東日本大震災によって心身ともに傷ついた人たちや、苦しい生活を強いられている市民の方々を励まそうと、生徒会の発案で「今私たちにできること」を合い言葉に、震災復興支援プロジェクトを開催しました。それは、同学区の大野原幼稚園、大野原小、大野原西小、神栖高校やPTA等の賛同を得て、地域ぐるみでのイベントに広がりました。コンサートやバザー、募金活動等を行い、募金や収益金を被災地(宮城県石巻市立大川小学校)へ送りました。

 今年の7月には、昨年度義援金を送った大川小学校を訪問し、大川小学校や児童の生活の様子に触れるとともに、大川小学校の千葉校長先生からメッセージを頂きました。現在の大川小学校の様子や、石巻近隣の様子を生徒に伝え、復興支援プロジェクトへの思いを新たにしました。 

 

神栖四中 吹奏楽部

▲神栖四中 吹奏楽部

 

 

 

神栖四中 合唱部

▲神栖四中 合唱部

 今年のイベントは、8月4日(日曜日)に行いました。昨年の参加団体に加え、遊元(南中ソーラン)からも賛同を頂き、園児・児童・生徒・地域住民を含め、約1000名の参加者により、盛大に開催することができました。特に、今年は、3年生の学級単位による起業(会社組織)ブースが設置され、うちわやミザンガの販売を行いました。会場では、合唱や合奏、演舞、パネル展示、PTA役員によるバザーやかき氷の販売が行われました。また、大型スクリーンを活用し、大川小学校の様子や、千葉校長先生のメッセージ、石巻近隣の様子も紹介しました。

 

◇ 生徒主導の企画・運営 ◇

 今年のプロジェクトは、「昨年よりもっと良いものに」を合言葉として、計画作りを行いました。昨年とは異なるたくさんのアイディアでプロジェクトを盛り上げられるように綿密な計画作りができました。生徒会役員は神栖四中の代表として、当日の運営を中心に意欲的に取り組むことができました。

 

 

 

◇ 保護者や地域との連携・活性化 ◇

 PTA役員をはじめ、保護者、地域の方々の協力も得ることができました。PTA主催のバザーでは近隣の小学校のPTA役員にも協力をいただいて品物を集め、大盛況でした。また、PTA役員の発案でかき氷の販売を行うなど、アイディアあふれる様々な活動を行いました。昨年度より大野原幼稚園、神栖高等学校にも積極的に参加して頂き、ダンスや合奏や書道のパフォーマンス、募金などへの協力を得ることができました。地域が一体となり、連携し合った活動となりました。

 

神栖高等学校のパフォーマンス

▲神栖高等学校のパフォーマンス

 

PTAによるかき氷販売の様子

▲PTAによるかき氷販売の様子

 

 

◇ このプロジェクトで得られたもの ◇

 生徒会役員は、一つの大きなプロジェクトに企画の段階から当日の運営まで深く関わることで、リーダーとしての自信を深めることができました。また生徒たちも自分たちが力を合わせればこんなに大きなイベントを企画・運営することができ、困っている人たちの力になれると知り、何事にもアイディアを出し合い積極的に取り組むことの大切さを実感し、自己肯定感の育成につながりました。

 

 本校では、日頃から人間関係形成能力の向上を目指し、生徒会役員や各種委員会による自発的自治的活動を推進するなど、生徒主体の取り組みを多くしてきました。また、授業の中でも、生徒同士が互いに認め合い、学び合えるような場面を多く設定し、問題行動の改善・規範意識の高揚を図っています。

 

 以上のような取り組みは、今年で3年目を迎えます。 継続的に取り組むことで、実際に学級や学年、学校 全体の絆が深まり、また、生徒一人一人の自己肯定 感が高まり、いじめ問題の未然防止に効果を上げて います。これからも地域の人々達と支え合い、「仲間づくり」「いじめのない学校づくり」を、生徒主体で力強く推進していきたいと考えています。

 

 

 

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