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笠間市立笠間中学校(第1回学校訪問)

昨年度の成果と課題

【成果】

  1. キャップ・カット・効率化など多様な方策により、397分(約6.6時間)/週縮減することができた。
  2. 職員自身がタイムマネジメントを適正に行ったり、学年内で協働したりする等、職員の意識改革が進んだ。
  3. 職員の意識調査「働き方への参画意識は高まっていますか」では、約91%から好意的な回答を得た。(R3年2月調査より)

【課題】

  1. 週時程の縮減(5時間授業の増加)
  2. 複数顧問制の適正化(実態に応じた指導体制の構築)
  3. 月単位の業務に応じた時間外勤務の縮減(繁忙期への手立て)
  4. 45時間/月を超える時間外勤務の職員に対する個別対応(タイムマネジメントや業務割振の検証)
  5. 部活動数の縮減に向けた具体的な施策(笠間小学校との連携)

令和2年度の取組

  1. 日課(時間割)の変更(資料1)
     成果1より、さらに日々縮減できることを話し合い、清掃と昼休みを日替わり実施にすることで、帰りの会終了時刻を約30分繰り上げた。生徒は嬉々として部活動に向かい、生き生きと活動している。部活動の終了時刻も繰り上げることができたため、教師もその他の業務に早くから取り組むことができ、退勤時刻の改善に効果的である。立案の段階では、「清掃の回数が減ることで、校内の清潔な環境が保てないのではないか」「生徒の勤労・奉仕的な精神が低下するのではないか」とする意見もあったが、限られた回数だからこそ集中して取り組もうとする意識が高まり、師弟同行による「黙働清掃」が以前にも増して徹底できるようになるという成果を得ている。
  2.  

    昼休みの教師と生徒の会話

    ▲昼休みの教師と生徒の会話

  3. 繁忙期の負担軽減
     課題1と課題3を改善する手立てとして、市内小中・義務教育学校全体で「繁忙期」の見直しを行った。年間の教育課程の中で、成績処理や大きな行事を実施する期間、いわゆる「繁忙期」は、業務量が増加することで教師にとって負担となっている。そこで本市では、本年度から、このような業務の縮減・分散が期待できる「2学期制」を導入している。これにより前期の学期末が10月となり、成績処理や通知表等の業務の一部が夏季休業中にゆとりをもって取り組めるようになった。時間的・精神的な余裕の生まれた教師は、生徒との対話や教材研究等のために時間を割くことができるという成果を得ている。
    さらに、繁忙期の負担軽減のために、夏季休業中に総合的な学習の時間の学校外の学習活動を実施し、年間授業時数に位置付ける。生み出された時数を繁忙期の5時間授業実施に充て、業務処理時間とすることにした。保護者には通知文の配付や保護者会での説明等により、理解を得ながら取り組んでいる。
  4.  

    タブレットを活用した学習

    ▲タブレットを活用した学習

     

  5. 反転授業を生かした授業スタイルの確立
     モデル校の実践研究を通して、教職員の授業の質の向上を図るために、笠間市全体で取り組む反転授業のスタイル「笠間モデル(資料2)」の効果的な実施の工夫に努めている。生徒は事前にめあてや課題を確認し、見通しをもつ。家庭学習や休み時間等に、タブレット端末等を活用して調べ学習・準備等の事前学習を行う。授業では、習得型学習(定着、発展・応用問題等)や活用型学習(協働学習や提案型学習等)に時間を確保することで、主体的・対話的で深い学びを展開し、本校生徒の課題である表現力や発信力等を高められるように工夫している。
  6. 部活動と並行して実施する放課後ミニ研修会
     成果2の意識改革をさらに進め、課題2の複数顧問制を生かしていくための教員研修を考えた。タブレット端末を活用した授業について、研究・情報主任が自ら講師を務め、放課後ミニ研修会を計画的に実施している。(資料3)
    部活動の複数顧問制を生かし、希望者に対して放課後の部活動の時間帯と並行して実施したり、録画した研修動画の共有により各々が都合のよい時間に視聴できるようにしたりすることで、退勤時刻が遅くなることがなく、余裕をもって取り組むことができている。教職員の負担感をできるだけ増やさずに、ICT活用のスキル向上や授業改善につながっている。

 

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