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桜川市立岩瀬西中学校(第1回学校訪問)

 5月26日(水曜日)、今回は、令和2年9月から取り組み始めたモデル校の働き方改革の推進において、現況と見えてきた課題の報告、今後の方向性について話を伺った。

 

学校の体制づくりと教職員の意識改革へ

 働き方改革を推進するにあたっては、組織的・一体的な学校運営を基盤に、学校の体制整備や教職員の意識改革を進めることが鍵となっていると田村校長は次のように話す。

 「これまで、生徒の在校中は教職員間での会議・打合せ、学校運営上必要となる校務分掌に位置付けられた事務、授業準備、教材研究等の時間を十分に取ることができず、勤務時間外(部活動終了後)の対応とならざるを得ない状況でした。また、授業のない時間に、生徒指導や進路に関連した業務等が求められることもあり、部活動指導後の教職員の在校時間はより長時間化する傾向がありました。

 モデル校としての働き方改革をはじめてからおよそ9ヶ月が経過した今、いくつかの取組を積み重ね、それらの成果が徐々に見え始めています。業務量の見通しがもちにくいといった状況下でも、教職員の「時間」への意識はこれまで以上に高まり、全教職員がチーム岩瀬西中の一員として同じベクトルを向いて業務改善を行っているところです」。

 「受け身ではなく、発信できる学校」として、これから進むべき方向の道標や可能性を積極的に情報発信していきたいと、学校長がモデル校としての2年目の意気込みを語ってくれた。

 

生徒の学びと教師の指導の変容

 岩瀬西中学校では、「確かな学力を育む学習指導の工夫~ICTを活用した主体的で対話的な深い学びと振り返りの充実を通して~」を研究主題として、各教科の指導においては単元や題材等に応じて一人一台端末を積極的に活用した授業を展開している。

 5月26日の学校訪問におけるアンケート調査によると、生徒たちは、タブレットを利用して生徒同士が情報を共有したり、蓄積されたデータから学習の過程を振り返ったりする学習活動をとおして、学ぶ楽しさと達成感を実感しており授業改善に一定の効果が見られる。

 eライブラリーを活用した学習やペーパーレステストの導入など、教師たちのICTを駆使した指導の広がりが今後も楽しみである。

 

社会科の授業
▲社会科の授業
 災害についてプレゼン資料を作成
体育科(陸上競技)の授業
▲体育科(陸上競技)の授業
 スタートの様子を写真に残しフォームの修正に役立てる

 

学校の特色ある取組 (令和2年度からの成果と課題、今後の対応)

内容 成果 課題 今後の対応(計画)

【複数顧問制】
1つの部の顧問となる正顧問と複数の部の副顧問による全部活動の複数顧問制の導入。

正顧問担当教職員の週あたり2時間程度の業務時間が確保でき、勤務時間内の授業準備、事務処理等の業務遂行につながった。

専門的な指導の機会の減少。

生徒が自ら考え、練習する部活動経営の実施。

【部活動数の精選】
男女に分かれている部活動の新チームからの統合を検討する。

部活動の顧問数を削減。

1つの部活動の部員数の増加による、きめ細かな指導機会の減少及び練習場所の確保。

生徒が自ら考え、練習する部活動経営の実施。

【日課表の見直しと実施】
放課後の学習時間を一日15分削減。

勤務時間内の授業準備、事務処理等の業務遂行につながった。

生徒の補習学習時間の減少。

AIドリルによる効果的な学習の実施。

【部活動休部日の設定】
(毎週木曜日)
練習日を週5日から週4日に削減。

木曜日の超過勤務時間の短縮につながった。

  • 生徒の練習機会の減少。(週2時間)
  • 他校との練習時間の比較があり、保護者の理解が得られにくい。
  • 効果的な練習方法の研修の実施。
  • 県の方針に即し、市内で統一した週1日の休部日を設定。(市教委対応)

【会議の週時程内の位置づけ】
学年会、生徒指導部会、運営委員会、教科部会を週時程内に位置づける。

全ての会議が1時間以内で終了している。

  • 会議の関係者の時間割調整(作成)が困難。
  • 急な用件があると会議が予定通り開催できない。

学校全体で対応する体制づくり。

【校舎開錠時刻の設定】
午前7時45分に開錠。

午前7時40分以降(適正時刻)に出勤する職員が増加。
(開錠時刻前に出勤する職員は、平均3名)

朝の電話の対応や窓の開閉等、朝の業務が一部の職員の負担となっている。

ICTを活用した欠席連絡の推進。

【看護日誌の簡略化】
毎日の看護の様子について、一日の記録の量を6行から3行程度へ縮減。

文章の内容を精査し、端的に記録する意識が高まった。

現在のところ特になし。

今後も継続していく。

【1学年複数担任制】
担任事務の効率化と生徒指導の充実

生徒の居場所づくりや相談体制が充実するため、生徒や保護者の評価が高い。
※アンケートの肯定的回答
生徒95.4%、保護者80.0%

業務削減の顕著な効果は見られていない。

朝の対応等のローテーション表を作成して、円滑な役割分担により業務の効率化を図る。

 

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