民俗芸能関係
かしまのさいとうさい
鹿島の祭頭祭
毎年3月9日に執行される。
氏子50あまりの大字を神宮を中心に南北に分けて、この南郷・北郷が交互に左方・右方となって1字ずつ奉仕する。
祭典は午前10時の祭頭祭(出立の祭)と午後6時の春季祭(翌年の当番字を卜定する)で、午後1時ころから祭頭ばやしの神事が行われる。
当番字は左方・右方の順に、甲冑姿に身を固めた5歳くらいの男児の大総督を先頭に立て、祭衣で5色のたすきを背に吹き流すはやし人15人ほどを1隊とし、20隊あまりの列となり「鹿島の豊竹トホヨトヤー」とはやし歌をうたいつつ、約2mのカシの棒を組み合わせたりしながら漸進し、街中から社殿前に至る。
そのありさまは勇壮華麗で、沿道は数万の観客で埋まる。
当番字の諸行事は1ヶ年にわたって行われ、中世の戦術用語や仏教色を現在にも残している。
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