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国指定文化財(国宝) 工芸品
ちょくとう くろうるしひょうもんたちこしらえ(つけたり かたなからひつ いちごう)

直刀 黒漆平文太刀拵(附刀唐櫃1合)

 直刀は鹿島神宮の祭神である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)の神剣として神宮の内陣深く秘められてきた神宝です。
 刀身は、長さ223.4cm、反り0.7cm、元身幅(もとみはば)5.1cm、先幅3.1cm、茎(なかご)長36.8cm、切刃造(きりはづく)り角棟(かくむね)です。身幅の広い、長大な太刀で、鍛えは、小板目(こいため)肌つむところと、大肌流れてやや肌立つところとが交わり、総じて地沸(じにえ)つきです。刃文は腰刃風(こしばふう)となり、上は燃幅狭く、小のたれごころに浅く乱れ、ところどころ欠け出し、総じて小沸つき砂流し(すなながし)かかり、帽子(ぼうし)はほとんど欠け出し、先に掃かけが見られます。茎(なかご)は生(う)ぶ、先刃上りの栗尻(くりじり)、表裏棟にも槌目(つちめ)を見せ、目釘穴(めくぎあな)は1つで、無銘(むめい)です。
 拵(こしらえ)は、金銅製の金具で、冑金(かぶとかね)、縁(ふち)、山形の足金物(あしかなもの)、石突(いしづき)の各部に瑞雲文(ずいうんもん)の毛彫があり、冑金・足金物・責金(せきがね)・石突にそれぞれ宝相華(ほうそうげ)唐草文透彫の長飾りを施し、山形金具の裏面には帯執懸佩(おびとりかけはき)の鐶(かん)を付けています。
 柄(つか)と鞘(さや)は、黒漆地(くろうるしじ)に平文(ひょうもん)で草原を走駆する獅子を表した文様です。
 刀身は、奈良から平安時代、拵は平安時代の制作と考えられ、その長大な刀身は例を見ません。また、鹿嶋の砂鉄との関連については証明できないものの『常陸国風土記』(ひたちのくにふどき)の記述もあり、貴重な文化遺産です。

 

地図

 

直刀 黒漆平文太刀拵(附刀唐櫃1合)

 

指定年月日 昭和30年6月22日
所在地 鹿嶋市宮中2306-1
管理者 鹿島神宮
制作時期 奈良~平安時代

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