県指定文化財 天然記念物
かしまじんぐうじゅそう
鹿島神宮樹叢
神宮境内に繁茂する草木で、神宮の長い歴史とともに生育してきたため巨樹名木が多く、県内随一の常緑照葉樹林です。
約800種の植物が生育し、とくに暖地性の植物が多く見られます。
樹叢は、高木層はモミ・スギ・シイ・タブノキ・クスノキ・カシ類など、低木層はヒサカキ・モチノキ・シロダモ・モッコク・アオキ・アリドウシなど、草本層はヤブミョウガ・オカメザサ・シダ類などです。
参道の入り口の鳥居付近にはタブノキとクスの大木が目をひき、参道の両側はスギ・スダジイ・モミの大木が並びます。
本殿の裏にはスギの神木があり、樹高43m、根周囲12mの巨木で、樹齢約1000年といわれています。
要石周辺は、モミの純林とオカメザサの群落が見られますが、モミは昭和49~50年(1974~1975)にハラアカマイマイが異常発生し、そのため食害を受け、大部分枯死しました。
御手洗池周辺はカヤ・モミ・スダジイ・タブノキなど樹高20m以上の混生林が見られます。
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