県指定文化財 史跡
なんだいさんじょうし
難台山城址
難台山城址は、南北朝時代の南朝の勢力が失われようとしていた元中4年(1387)小田第8代孝朝(たかまさ)の子、五郎藤綱(ふじつな)が小山隆政若犬丸に加担して挙兵したところです。
足利方は、上杉朝宗を将として攻めましたが、小田五郎はよく奮闘し南朝のため気を吐きました。
朝宗は攻撃に手を焼き、近くの舘岸城(たてぎしじょう)に拠って持久戦法をとりました。
一方佐竹氏に真壁方面からの糧道を絶たれてしまって万策つき、自らは部下と共に自刃しました。
この戦を機に、南朝方はその勢力を失いました。
城跡は、難台山頂近くにあり、雑木林の中にわずかに石を組んだ跡が残っています。
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