県指定文化財 無形民俗文化財
おぐりないげだいじんぐうだいだいかぐら
小栗内外大神宮太々神楽
宮比講とは、もともと神社の近隣の人々で(太々)講を作り、神社の祭日に神楽(舞)を奉納する集団のことです。江戸時代に盛行した伊勢参りとともに、この神楽によるお祓いを受けると伊勢神宮へ参詣する代わりとなる御利益があることから「代(太)神楽」「太太神楽」と呼ばれたものといわれています。
内外大神宮の太々神楽は寛延4年(1751)、山城国三嶋宮の神主友田左京、祇園社大政所の惣市(巫女)大進によって、小栗内外大神宮の宮司小栗山城守宣政に伝授された十二神楽三十六座です。
十二神楽とは十二の場面で、三十六座とは十二の場面に登場する三十六柱の神々のことです。
この神楽の舞に明治時代の中頃、歌舞伎の所作を取り入れ、現在の神楽師、(宮比講)に伝承されました。
内容は神々の功績をたたえ、平穏な自然と作物の豊穣を祈り、悪を払い幸福を祈願する神楽です。
春と秋の例祭に、この神楽が奉納されます。
春は4月21日直前の日曜日、秋は11月10日直前の日曜日に行われます。
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