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県指定文化財 工芸品
けぞういんのぼんしょう

華蔵院の梵鐘

 華蔵院は、真言宗智山派に属し、戒珠山密厳寺(かいじゅさんみつごんじ)と号し、本尊は大日如来です。
 華蔵院境内にある梵鐘は、江戸時代以前に製作された茨城県内でも数少ない梵鐘の一つです。南北朝時代の暦応2年(1339)に製作されたもので、銘文が刻まれています。
 銘文には、佐竹氏一族の中賀野義長(なかかのよしなが)である源義長が、大工圓阿に製作させたことが記されています。
 鎌倉時代以降室町時代以前の典型的な梵鐘の形式を示し、高さは117cm、口径は69cmです。
 この梵鐘は、元々那珂郡上檜沢村(現常陸大宮市)の浄因寺(じょういんじ)にあり、後に満福寺(まんぷくじ)へ移りますが、天保(1830~1844)の頃、水戸藩の大砲鋳造のために徴収されて、那珂湊に運ばれました。結局、大砲鋳造の原料としてつぶされることなく残ったのは、幸いなことでした。
 その後、明治時代に華蔵院(けぞういん)の所有となりました。

 

地図

 

華蔵院の梵鐘

 

指定年月日 昭和49年3月31日
所在地 ひたちなか市栄町1-1-33
管理者 華蔵院
製作時期 南北朝時代

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