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県指定文化財 建造物
ちょうぜんじさんぜどう

長禅寺三世堂

 長禅寺は、大鹿山と号する臨済宗妙心寺派の寺院です。はじめは大鹿村(現取手市白山)にありましたが、天和3年(1683)に水戸街道が付け替えられ取手宿が新設され、大鹿村の住人が取手へ移り住んだことにともない、現在地へ移ったといいます。
 三世堂の建立については、宝暦13年(1763)再建及び享和元年(1801)再営の2枚の棟札が残されているほか、3階縁高欄の親柱擬宝珠に寛政12年(1800)の刻銘があります。
 三世堂は、白嗣殿(宝暦棟札)または観音堂(明治9年銘札)とも称され、各地霊場の観音像を祀っていて、一般には三匝堂(さんそうどう)あるいはさざえ堂といわれる建物です。方五間の楼造、一重3階、宝形造、一間向拝付で、屋根は現在銅板葺です。側回りを2層積み重ねて、下層を1階と2階、上層を3階とし、平面規模は上下層とも同じですが、柱間は下層を五間四方、上層を三間四方とし、内部には上下層通しの四天柱を立てています。
 この堂は、坂東・秩父・西国の各霊場の全観音像百体を一堂に祀り、一巡することで安直に百観音詣でができるようにしたもので、江戸時代における庶民信仰の一端を如実に示す遺例です。同種の仏堂は、江戸時代後期に主として関東・東北地方でいくつか建てられましたが、現存するものは僅かしかなく、県下ではこの1棟しかありません。構造形式も楼造・一重3階という類例のないもので、比較的質が良く、後世の改修も少なく原形をよく残しています。

 

地図

 

長禅寺三世堂 1棟

 

指定年月日 平成16年1月8日
所在地 取手市取手二丁目9番1号
管理者 宗教法人長禅寺
製作時期 江戸時代 享和元年(1801)

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