県指定文化財 建造物
ちょうしょうじほんどう
長勝寺本堂
この仏殿は、方三間、一重、入母屋造、茅葺で、棟に源氏の定紋「笹りんどう」を配し、周囲は板葺「もこし」があります。
内部天井は、周囲(外陣)を化粧屋根裏とし、中央(内陣)に板違格天井が張られています。内部構造は、唐様の手法で作られ、中央後方来迎壁前に高い唐様須弥壇、背面に突出して脇仏壇があります。
外部の組物なども唐様で、内外ともに堂々たる唐様建築です。建立年代は詳かでありませんが、元禄年間(1688~1704)と考えられます。
規模雄大な建築で、禅宗寺院建築として貴重な遺構です。
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