平成27年度

いばらき輝く教師塾


茨城県教育研修センター
第5日 11月21日(土)

 
講義資料(pdfファイル)

                

【要旨】

  •  発達障がいのある子どもたちは,状態に連続性があり,障がいそのものが外見から見えにくいので,ふざけてる,怠けてると誤解されがちである。

  •  「学級で気になる子ども」の行動は,頭ごなしの注意や叱責によって変えようとするのではなく,当たり前のことでも,伝え,教え,そしてほめることによって変容をねらいたい。

  •  「学級で気になる子ども」の背景にある困難さに思いをはせ,子どものペースとこだわりを尊重しながら,子どもたちの価値を認め,高められる教師になってほしい。

教育研修センター特別支援教育課
指導主事 安藤 尚徳




実践発表資料(pdfファイル)

                

【要旨】

  •  教師の基本姿勢で大切なことは「ほめる,認める,勇気付ける」ことである。

  •  金沢小学校では,見通しがもてる言葉かけや環境設定,視覚情報の活用などで,子どもたちが自信をもって学習や生活できるようにしている。

  •  子どもの笑顔を生み出し,自己肯定感を高めるためには,子どもの目線に立つこと,子どもの行動の背景をしっかりと捉えることが大切である。

  •  「学級で気になる子ども」の不安感や自信のなさなどのメッセージをキャッチできる,鋭いセンサーをもった教師になってほしい。そのためには,子どもとたくさん接し,色々な体験を積んでいくことが必要である。

日立市立金沢小学校
教諭 須藤 貴志



       

塾生の感想
  •  疑似体験では,「読む,書く,計算する」が苦手な子どもの気持ちを理解できた。その困難さに気付いてあげられる教師になりたい。【若手教員】

  •  子どもの行動の背景にある困難さに目を向け,その子に合った支援ができるように心がけたい。【学生】

  •  学級で気になる子どもへの支援について考え直すよい機会となった。その子への支援が他の子に不公平と思わせないようにすることを心がけていきたい。【若手教員】

  •  学級で気になる子どもの中には,静かに困っている子もいる。その子への「言葉かけ,公平さ」について考えを深めることができた。【学生】

  •  ワークショップで疑似体験をしたことにより,発達障がいのある子どもの困難さを理解することができた。子どもの行動の背景に目を向けられる教師になりたい。【学生】