平成26年度

いばらき輝く教師塾

茨城県教育研修センター
第2日 10月18日(土曜日)
 
講義資料(pdfファイル)
        

【要旨】

  •  構成的グループエンカウンターとは,集団(グループ)で,課題(エクササイズ)を行いながら,心と心の触れ合い(リレーション)を深め,個人の成長を図ろうとする方法である。
  •  教師側から見た「教師にとって大切なもの」と子どもたちから見た「教師にとって大切なもの」には違いがある。
  •  適度の親和的・内面的な自己開示,例えば,先生自身の将来の夢や希望,失敗談などは,子どもたちとの人間関係を構築する上で親密性を高める。
  •  「けなし言葉」よりも「褒め言葉」をたくさん思いつくことが大切である。生徒の自尊感情を大切にして,「HHS541」(励ます5,褒める4,叱る1)で人を育てる。   
  •  いろいろなことに関心をもちながら学び続ける,人間味のあるプロフェッショナルな教師になってほしい。

教育庁高校教育課長
横島 義昭

塾生の感想
  •  子どもたちと信頼関係を築くには,教師が自分の思いや考えを積極的に伝えることが大切だと分かった。【学生】
  •  子どもや保護者に対して,自己開示しながら信頼し合える人間関係を築いていきたいと思った。【若手教員】
  •  自分を語れる教師,子どもの良い所を褒めて伸ばせる教師になるために,様々な分野に関心をもち,自己を高めていきたいと思った。【学生】


講義資料(pdfファイル)
                

【要旨】

  •  学習面,言語,運動,生活面,情緒面,人間関係,健康状態など,学級の中で気になる子どもたちに目を向けてほしい。
  •  発達障害には,自閉症,アスペルガー症候群,学習障害,ADHDなどがあるが,子どもの特性により効果的な支援方法を考える必要がある。
  •  発達障害の特性を理解すると,子どもや保護者を見る目が変わり,適切な支援ができる。
  •  教師の適切な支援は,他の子どもたちにとっても有効な支援となり学級が変わる。

取手市立戸頭西小学校
教諭 藤田 直子

塾生の感想
  •  それぞれの発達障害の対応について詳しく教えていただき,とても勉強になりました。【若手教員】
  •  ADHDという障害のある児童について,その児童の卒業後の将来のことを考えて対応することが重要だということが分かりました。【若手教員】
  •  学級においては,集団での指導を大切にした上で,個々の能力を最大限に伸ばせるような指導力を身に付けたいと思った。【学生】


       

塾生の感想
  •  小中学校,高校,特別支援学校の先生方とお話させていただきました。それぞれの学校においてADHDの子どもへの対応の違いが分かり大変勉強になりました。【若手教員】
  •  学級で気になる子どもは,「その子ども自身が困っている子」であるということを意識して支援することが大切だと分かりました。【若手教員】
  •  現職の先生や大学生と意見交換をして,自分では思いつかない支援方法があることを知り,発達障害のある子どもの支援方法の引出しが増えました。【学生】