茨城県教育委員会へようこそ学校教育生涯学習・家庭・地域教育芸術文化・スポーツ困ったときは(よくある質問)・教育相談窓口

佐々木美紀教諭(龍ケ崎市立馴柴小学校)

平成27年4月30日掲載

命の大切さ学び合う

佐々木美紀教諭 
▲佐々木美紀教諭

 「先生、いのちのアサガオの花が咲いたよ!」と、水やりをしていた生き物係の子供たちがにこにこした表情で話しかけてきてくれた。「いのちのアサガオ」とは、白血病のため7歳で亡くなった新潟県の丹後光祐君が大切に育てていたアサガオである。今では命のリレーとなって、全国各地で花を咲かせている。

 5年前、私の元にも種が届き、昨年は子供たちとベランダで育ててみた。夏には色鮮やかな花が咲き、秋には手のひらいっぱいに種が収穫できた。「この種をおじいちゃんに分けてあげたい。遠くの友達に分けてあげたい」と、子供たちが命のリレーのバトンを渡そうとしている思いに心が温かくなった。ぐんぐん育つアサガオの生命力に喜びを感じつつ、限りある命を精一杯生きた光祐君の気持ちに寄り添いながら、子供たちとともに「命」の学びができた。


 1月には、阪神・淡路大震災を題材とした「命」の授業を行った。今年は20年の節目を迎えた。当時大学生だった私は、震災ボランティアとして神戸市長田区に向かった。実際に現場の状況を見て、現地の人に触れ合って感じた体験を、生きた教材として、これまでも多くの子供たちに伝えてきた。         
 この日の授業では、生きたくとも生きることができなかった命、命を助けられたことにより、前向きに生きようする人々の姿について、子供たちとともに真剣に考える時間となった。


 3月11日、東日本大震災から4年。黙祷(もくとう)を捧げた子供たち一人一人の祈りや願いが教室に広がり、心に伝わったことを忘れない。
 日常的に命を軽視した事件の情報が飛び交う中、命の大切さや尊さ、生きることの素晴らしさを子供たちとともに学び合いたいと思っている。

【平成27年4月20日茨城新聞掲載】


龍ケ崎市立馴柴小学校プロフィール

住所 龍ケ崎市若柴町3135

電話 0297-66-1559

校長 古川善久

龍ケ崎市立馴柴小学校ホームページ

 

 

お問い合わせ

〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6 茨城県教育庁 総務企画部 総務課[県庁舎22階]

電話 029-301-5148・5152(調査・広報担当)  FAX 029-301-5139

E-mail kyoikusomu@pref.ibaraki.lg.jp