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教育いばらきWeb 18号 特集1 

ミュージアムパーク茨城県自然博物館 開館20周年記念企画展           「新茨城風土記ーひとと自然のものがたりー」

 

記念のくす玉

▲記念のくす玉

 ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、平成6年に開館し、平成26年11月に20周年を迎えます。

 

 この20周年を記念した企画展「新茨城風土記-ひとと自然のものがたり-」が7月12日(土曜日)から始まりました。この企画展は、本県の豊かな自然とひとと自然との営みのなかで生み出された工芸品や特産品、文化などを紹介し、本県の魅力的な風土を伝える企画展となっています。


 

オープニングセレモニー

 企画展開始に先立ち、7月12日(土曜日)にオープニングセレモニーが行われました。
 セレモニーには、博物館がある坂東市の市長、展示協力者、また博物館モニターの方が出席しました。

 

 まず、第1部では主催者を代表して忍田県教育次長のあいさつの後、菅谷館長から企画展の経過報告がありました。その中で、「20年間で蓄積した資料・知識また収蔵品を活かして、茨城県の豊かさや素晴らしさをご覧になっていただく、県内を問わず多くの方々に茨城の魅力を発信していきたい。これからも魅力ある博物館作りに邁進していきたい」と話されました。

 

 続く第2部では、石田容之主任学芸主事から今回の企画展の見どころが紹介されました。「最初は、海と山とがつながるような企画、またその中で自然とひととのつながりを紹介しようと考えました。そうすると、茨城県全体の風土、自然・産物・人・環境いろいろなものを紹介することになるので、常陸国風土記ではなく現代の茨城の風土記を創り出そうということで、『新茨城風土記』というタイトルを考えました」と企画展を考えた経緯や、その後の準備をするために各地に取材に行ったことなどを話してくれました。
 また、企画展の中でも紹介されている茨城の民謡「磯節」が結城市出身の姉妹歌手 遠井未弥さんと谷島明世さんにより披露されました。お二人の澄んだ歌声に会場からは大きな拍手が送られました。

菅谷館長から経過報告

▲菅谷館長から経過報告

石田主任学芸主事から企画展の見どころを紹介

▲石田主任学芸主事から

企画展の見どころを紹介


茨城の代表的な民謡「磯節」が披露されました

▲茨城の代表的な民謡「磯節」が披露されました

 

企画展の見どころ

 今回の企画展では、72年に一度行われる「金砂神社磯出大祭礼(かなさじんじゃいそでたいれいさい)」で登場する、西金砂神社と東金砂神社の神輿(みこし)2基が一堂に会します。この祭礼の中では、神輿がそれぞれの神社を出て、神事を行う日立市水木浜に着くまで3日間の開きがあるため、2基が一度にそろうことはありません。今回のように2基の神輿が一度にみられる機会は滅多になく、大変貴重な機会となっています。
 そのほかにも、2014年に登録有形民俗文化財に登録された「常陸大子のコンニャク栽培用具及び加工用具」や2010年にその製作工程がユネスコ無形文化遺産に登録された「結城紬」、県内に46ある酒蔵の地酒を積み上げた地酒タワー、アンコウのつるし切り模型など、茨城県の魅力ある文化や工芸品などが展示されています。
 さらに、第2部として、開館から現在までの20年間の歩みをまとめたコーナーもあります。

東金砂神社(左)と西金砂神社(右)の神輿

▲東金砂神社(左)と西金砂神社(右)の神輿

 

46ある酒蔵の地酒タワー

▲46ある酒蔵の地酒タワー

アンコウのつるし切り模型

▲アンコウのつるし切り模型


 

石田容之主任学芸主事にインタビューしてみました

今回の企画展のチーフ 石田容之主任学芸主事

▲今回の企画展のチーフ 石田容之主任学芸主事

今回の企画展の見所は?

 やはりシンボル展示の72年に一度しか行われない金砂神社磯出大祭礼の御神輿です。西金砂神社と東金砂神社の御神輿は、本来ですと3日間ずらして海まで行くのですが、それを一緒に並べることができたというのが、なかなかないことではないかと思います。また、「山」「平野」「海」と展示がありますが、それぞれにシンボル的な展示があります。「山」でしたら茶屋のジオラマの中で常陸秋そばや大子漆、西ノ内和紙、真壁石燈籠(いしどうろう)など、茨城県の豊かな自然と絡んでいる魅力的なものをたくさん紹介しています。「平野」では、結城紬と地酒タワーです。結城紬については、展示協力者の方が最高級の着物を貸してくださいました。地酒タワーについては、茨城県でしかできないと思います。茨城県は豊かな水に恵まれ、米どころでもあります。そのため、関東で一番酒蔵が多いので、このようなタワーを組むことができます。「海」では、ウミウの捕獲は茨城でしかやっていませんし、茨城の冬の代表的な味覚であるアンコウについては、つるし切りから料理まで紹介していますので、ぜひみていただきたいです。

 

今回の展示で一番難しかった点や苦労したことは?

 茨城県の魅力を伝えたいという思いがあり、とりあえず有名なところ、よく名前が出るところから取材に行ったのですが、取材をしていますと次々とそれまで知らなかった魅力が出てくるのです。展示できるスペースが限られていますので、それらすべてを展示したいのにできないということが一番難しかったです。ひとつひとつを小さいスペースでやるしかなく、これでどれくらい魅力が伝えられるのだろうというのをみんな心配しています。

 

今後どのような企画を考えていきたいか?

 博物館としては、まだまだ自然の中でみなさんに知って欲しいことがたくさんありますので、例えば深海や身近な動植物、身近な自然を知ってもらいたいというのはあります。個人としては、鳥が担当なので、身近な鳥に親しんでいただけるような企画展ができると楽しいかなと思っています。

 

県自然博物館の魅力は?

 茨城県の自然を知りたい場合には、当館に来ていただければ基本的なところは全部伝わるかなと思っています。自分はもともと理科の教員なのですが、改めてここで勉強していますと、小中学生に教えたいことがたくさんこの博物館には詰まっていると思います。ですから、子どもたちにたくさん来てもらって茨城の魅力を知ってもらい、それをアピールしてくれたらいいなと思っています。

 

来館者に話を聞きました

 今回の企画展に来場した方に話を聞きました。

  • 大人目線で楽しめることももちろんあるが、(展示の内容が)難しいながらも、子ども向けのパズルやおもちゃなどもあって親子で楽しめるところがすごく魅力。
  • 自分たちが住んでいるところの文化を知ることができたのがよかった。
  • 市町村のパズルやアンコウの中身のパズルがあって、触って遊べたことが楽しかった。
  • 自然博物館の恐竜がたくさんいるところが楽しい。今日の展示の中ではおみこしとかあったのがよかった。

民謡コンサートも開催されました!

 7月12日(土曜日)には、企画展の開催を記念した「ミュージアムコンサート~茨城の民謡を聴く~」も開催されました。
 歌い手は、結城市出身の姉妹歌手、遠井未弥さんと谷島明世さんで、企画展の展示の中で紹介されている茨城県民謡の「磯節」や「磯原節」など地元茨城で歌い継がれている民謡を披露してくれました。
 お二人の歌声に多くの来場者が足をとめ、聞き入っている姿を見ることができました。

ミュージアムコンサートの様子

▲ミュージアムコンサートの様子


 開館20周年記念企画展 「新茨城風土記-ひとと自然のものがたり-」は、11月24日(月曜日)まで開催しています。ぜひ、ご来場ください。

 

記念イベントのご案内

 今回の企画展に伴う記念イベントとして、自然観察会や自然講座が開催される予定です。詳しい日程などは県自然博物館のホームページをご覧になるか、同博物館までお問い合わせください。→ミュージアムパーク茨城県自然博物館

 

記念イベント

  • 8月3日(日曜日) 自然観察会「霞ヶ浦の魚と漁」
  • 8月17日(日曜日) 自然観察会「地引き網を体験しよう」
  • 8月24日(日曜日) 自然観察会「陶芸のふるさと・笠間へ行こう」
  • 10月12日(日曜日) 自然講座「アンコウの吊るし切りを見学しよう」

 

 

お問い合わせ

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