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総合型地域スポーツクラブとは?
総合型地域スポーツクラブはなぜ必要か?
 総合型地域スポーツクラブは、単に、今までスポーツをしていなかった人にスポーツの機会を提供する仕組みではありません。また、既にスポーツをしている人たちの活動を単にまとめたものではありません。

 今までの行政主導の地域スポーツを住民が主体的に関わる地域スポーツに変革し、閉塞状況にある地域におけるスポーツと多様な生活課題を解決することで、本当に豊かなスポーツライフと豊かな地域社会の実現を目指した新しいスポーツの仕組みです。

※モデル図
地域スポーツの閉塞状況とは?
「スポーツをしようと思っても、
いつも同じ団体が使っていて体育館の予約が取れないよ。」

「地域の同好会に入ろうと思っても、
レベルが高すぎるしちょっと気が引けるね」

「町のスポーツ教室には、やりたい種目がないし、時間が合わないよ。」

「スポーツをやろうと思っても、時間がないんだよね。」

 地域でスポーツをしようとすると、よくこのような声が聞こえてきます。つまり地域のスポーツ活動はいくつかの問題を抱え、閉塞状態にあるのではないでしょうか。次のような問題が代表的なものです。

■定期的・継続的なスポーツ実施者の伸び悩み

 健康・体力づくりやリフレッシュ・ストレスの解消、仲間との交流など、スポーツは、定期的・継続的に実施することでより高い効果が期待できます。

 しかしながら、定期的、継続的にスポーツをしている人はそれほど多くありません。全国の平均を見てみると、週1回以上スポーツを実施している成人は37%にすぎません。さらに茨城県においては28%にすぎないのです。より多くの人が定期的・継続的にスポーツに親しめるように、生活に密着した地域社会のスポーツ環境を整備することが求められています。
■魅力の薄い地域のスポーツサークル・同好会

 現在全国で約360,000のスポーツサークル・同好会が活動しています。しかしながら、これらサークルの多くは少人数で、単一種目を行い、部活動の第△期OBチームや○年スポーツ教室の参加者チームといったように、非常に閉鎖的になってしまっています。またこれら地域スポーツサークルの活動の内容をみてみると、対外試合に向けた練習が中心となり、選手と補欠という人間関係になってしまっている例も多々あります。

 「補欠がいる生涯スポーツ」というものに矛盾を感じませんか。スポーツを始めたばかりの人や、これからスポーツを楽しもうと思っている人にとって、従来のスポーツサークルや同好会というものは、非常に近寄りがたいものではないでしょうか。(財)スポーツクラブ協会の調査によりますと、現在地域のスポーツサークルに加入していない人の67%が、地域のスポーツサークルには加入したくないと回答しています。
■楽しみの「囲い込み」現象

 少人数・単一種目・閉鎖的なスポーツサークル・同好会の場合、「自分たちが楽しめればよい」という意識をもつサークルや個人が出てきてしまいます。

 本来だれもが使えるはずの、公共のスポーツ施設を一部のサークルが優先的に利用してしまう等、既得権を主張し、「楽しみ」を囲い込む現象が起きているのです。そのため、スポーツを始めようと思った人が施設をなかなか利用できないという現状が見られます。
■行政主導・受け身の地域スポーツ

 地域でのスポーツというと、スポーツ教室や大会・イベントが中心です。そしてそれらの事業の多くは、行政主導で企画・運営されています。住民のスポーツニーズの多様化や、自治体の財政難という中で、行政主導による地域スポーツの提供は、効果の面からも、継続性の面からも、限界に近づいています。今後は、行政が提供するスポーツサービスを楽しむだけではなく、自ら生涯スポーツ社会に主体的に取り組むという姿勢が求められるでしょう。
■子どもは子どもだけ、大人は大人だけ、異質性を受け入れない地域スポーツ

 従来の地域のスポーツ教室やチームの活動は、安全性や効率性といった観点から、子どもは子どもだけ、高齢者は高齢者だけ、障害者は障害者だけ、さらには男性だけ女性だけといったように同質な人々で構成されていました。しかしながら、「地域」には、老若男女、職業、趣味、考え方もさまざまな人々が暮らしています。さまざまな人が交流できることがスポーツの魅力であり、交流によって地域の活力というのは生まれてくるのではないでしょうか。


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