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単位制高校について
一般の高校では、学年制と単位制が併用されています。学年ごとに編成された教育課程に基づき、学年の課程の修了の認定が行われ、各教科・科目の履修の成果は単位の認定として行われています。単位制高校とは、学年による教育課程の区分を設けない学校です。定められた修業年数の中で、平成14年度から74単位以上の教科・科目を修得すれば、卒業資格が得られます。
この単位制は、昭和63年度から、定時制課程・通信制課程のみに導入されましたが、その理由は、学習歴や生活環境の多様な生徒に対し広く高等学校教育の機会の確保を図るという趣旨をより適切に発揮するためには、定時制課程・通信制課程の方が実施しやすいということにありました。
平成5年度から、この定時制課程・通信制課程における単位制高校の実績を踏まえ、単位制高校で認められている特例措置を全日制課程においても適用できるよう、全日制単位制高校の措置が制度化されました。この全日制課程における単位制高校のねらいは、多様な生徒の個に応じた教育課程の編成を促進し、生徒の選択の幅を拡大することで、一人ひとりの個性の伸長を図るところにあります。
県内の単位制高校
| 単位制の導入年度 | 学校名 | 課程・学科名 |
|---|---|---|
| 平成3年度 | 水戸南高校 | 定時制 |
| 平成10年度 | 牛久栄進高校 | 全日制 |
| 八千代高校 | 総合学科 | |
| 平成15年度 | 太田第一高校 | 全日制 |
| 取手第一高校 | 総合学科 | |
| 小瀬高校 | 連携型中高一貫教育校 | |
| 平成16年度 | 日立第一高校 | 全日制 |
| 水海道第一高校 | 全日制 | |
| 大子清流高校 | 総合学科 | |
| 鉾田第二高校 | 総合学科 | |
| 水戸南高校 | 通信制 | |
| 平成17年度 | 江戸崎総合高校 | 総合学科 |
| 鹿島灘高校 | 定時制 | |
| 水戸第一高校 | 全日制 | |
| 平成18年度 | 高萩清松高校 | 総合学科 |
| 平成19年度 | 鉾田第一高校 | 全日制 |
| 平成20年度 | 磯原郷英高校 | 全日制 |
| 勝田工業高校 | 総合工学科 | |
| 平成21年度 | 石下紫峰高校 | 普通科 |
| 猿島高校 | 総合学科 |
1 定時制課程における単位制高校
主な特色- 選択科目を豊富に設定してあるため、進学や資格取得など、自分の進路に応じ、自分にあった時間割が作成できます。
- 年次による修得単位数の指定がありません。
- 卒業に必要な単位を修得すれば、3年間で卒業することもできます。
- 特別な事情がある場合は、学期ごとに単位を分割して履修することができます。
- 既に高校で修得した単位や高等学校卒業程度認定試験などで合格した科目の単位も、卒業に要する単位として数えられます。
学期(2学期制)
- 前期は4月1日から9月30日まで
- 後期は10月1日から翌年3月31日まで
入学
【応募資格】
中学校若しくはこれに準ずる学校を卒業又は卒業見込みの者で、原則として県内に居住し又は勤務を有する者に限ります。
【選抜方法】
茨城県立高等学校入学者選抜実施要項及び実施細則に基づき実施します。
【募集学科】
普通科のみであり、水戸南高校では昼間制・夜間制、鹿島灘高校と結城第二高校では午前部・午後部・夜間部で募集します。
転・編入学
かつて高校に在籍して18単位以上修得している者は、当該校の転入学・編入学募集要項により、転・編入学することができます。
単位の修得
次のような学習成果も、当該校の基準により修得単位として認定し、卒業に必要な単位として累積加算することができます。
- 以前に在籍した高等学校において修得した科目
- 通信制課程との併修により修得した科目
- 高等学校卒業程度認定試験などの合格科目
- 特別講座による学習成果
- 学校外における学修の成果など
卒業の認定
所定の教育課程を履修し、以下の要件を満たした者が卒業できます。卒業の時期は原則として3月です。
【水戸南高校、鹿島灘高校、結城第二高校にのみ在籍した者の場合】
- 3年以上在籍していること
- 必修科目を含めて74単位以上修得していること
- それぞれの高校が定めた特別活動に参加していること
【他の高等学校に在籍した者の場合】
- 高等学校在籍期間が通算3年以上であること
- 水戸南高校、鹿島灘高校、結城第二高校で10単位以上修得していること
- 水戸南高校、鹿島灘高校、結城第二高校の定める必履修科目を含めて74単位以上修得していること
- それぞれの高校が定めた特別活動に参加していること
*詳細については、当該高校にお尋ねください。
2 全日制課程における単位制高校
全日制課程における単位制高校の受け入れ対象生徒は、基本的には通常の全日制課程と同様であり、授業についても、通常の時間帯において行われます。全日制単位制高校においては、下表の参考にあるように、定時制課程・通信制課程で認められている特例措置をそのまま認めるのではなく、それぞれの設置の趣旨に沿って認めていくことになります。主な特色
○多様な教科・科目の開設
多様化した生徒のニーズに応え、普通科目を中心として、幅広く選択科目を開設します。
○生徒主体の教育課程の編成
生徒が自分の興味・関心、進路希望などに基づき3年間の学習計画を立て、自分の時間割を作成します。
○多様な学習集団の形成
生徒の科目選択により形成される集団を中心に授業が行われ、少人数編成、異学年混合などの授業が展開されます。
○自主的・主体的な学習の展開
生徒の興味・関心、進路希望などに基づいた主体的な学習を促し、学習意欲を高めることにより、一人ひとりの個性を生かした進路希望の実現を図ります。
〈 参 考 〉
定時制・通信制課程の単位制高校と全日制課程の単位制高校の比較
| 特別な措置 | 定時制課程 通信制課程 |
全日制課程 |
|---|---|---|
| 卒業を目的とする者以外の受け入れ | 科目履修生として制度的に位置付け | 特別の措置は講ぜず、学校の判断で受け入れ |
| 入学者選抜方法 | 学校教育法施行規則にかかわらず方法は設置者が定めることが可能 | 学校教育法施行規則による(通常の全日制高校と同じ) |
| 学期ごとの入学、卒業 | 学期ごとの入学・卒業も可能 | 左と同様とする |
| 転編入学者の受け入れ | 相当の期間を在学すべき期間として許可 | 左と同様とする |
| 高校教育の機会提供のための履修上の便宜措置 | 昼夜開講制など複数時間帯における授業の実施の奨励、土日コースの設置を可能とする休業日の特例 | 制度上特例を設けたり特に奨励したりすることはしない |
| 過去に在学した高校において修得した単位の卒業必要単位数への加算 | 制度上可能 | 左と同様とする |
| 定時制・通信制課程との併修 | 制度上可能 | 左は学習負担を軽減し履修上の便宜を図るという観点からの措置であるが、全日制にはこのような観点からの特別な措置は不要 |
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