24時間電話相談の1年間を振り返って


24時間電話相談の体制について
 第16期中央教育審議会答申(平成10年6月30日)において,24時間の電話相談体制の整備が必要であると提言され,これを受け,県独自に平成11年10月26日に教育庁の家庭教育電話相談「こころのダイヤル」と保健福祉部の「子ども・家庭テレホン相談」を統合し,教育や子育てに悩みを持つ親のための「教育・子育て電話相談」を開設するとともに,新規に子どもたちの声を受けとめる「子どもホットライン」を開設し,24時間体制の電話相談を開始した。
 さらに,近年の社会の変化に伴い,相談内容も複雑化していることから,専門的な知識を持つ精神科医や臨床心理士が家庭教カウンセラーとして面接相談に応じられる体制とした。

子どもホットラインの対応状況等

(1)対応件数(H11.10.26〜H12.9.30)※件数は電話回数
電話対応 ファクシミリ Eメール 合計 無言
9〜17時 17〜24時 終日 終日
848 655 13 6 1,522 371

昼間は,不登校の子どもたちばかりでなく,学校の電話からかけてくる場合もあるが,午後下校後の件数が多い。夜間は比較的重い内容が多く,通話時間も長いものが多い。
今年度4月からステッカー等の配付(学校,体育施設等)を進めており,対応件数は増加している。
対応件数の増加に伴い,電話に出られないケースが増えている。なお,現在,相談員の増員を図るため新たにボランティア相談員を募集し,研修を行っている。(12月から増員の予定。)

(2)電話対応内容(上位5つ)
対応内容 件数 割合
友人関係 200 13.31%
心の不安定 155 10.31%
いじめ 86 5.72%
家族との関係 74 4.92%
不登校 66 4.39%
(3)自殺願望の電話相談
全13件の理由別内訳
いじめ5件
病気悲観1件
厭世2件
精神障害・混乱2件
その他(不明)3件

(4) 相談者別電話相談件数
区分 件数 区分 件数
幼 児 1 高校生 310
小学生 121 16〜19歳 35
中学生 881 その他 155
※「その他」は,父母,成人,不明等

友人との関係や友人の問題,いらいらするとか,なんとなく不安で落ち着かないといった「心の不安定」を訴えるものが特に多い。
自殺願望ではいじめを背景とするものが多いが,自己肯定感(存在感)が持てないことと訴えるもの(不明)もある。
子ども専用であるが,大人から,子どもとの話し方を教えて欲しいとか,子どもの気持ちのわかる人と話したいといった電話も入る。


教育・子育て電話相談の対応状況等等

(1)対応件数(H11.10.26〜H12.9.30)※件数は電話回数
電話対応 ファクシミリ Eメール 合計 無言
9〜17時 17〜24時 0〜9時 終日
4,185 1,698 11 17 5,911 1,614

旧体制の電話相談件数(無言を含まない。)
電話相談窓口 9年度 10年度
こころのダイヤル 1,546 1,851
子ども・家庭テレホン相談 1,780 1,660

24時間体制にすることにより,前年の相談件数(こころのダイヤル,子ども・家庭テレホン相談の合計件数)に比較すると約1.7倍に増加した。午後5時以降で1,698件の相談があり,24時間体制にした効果は大きいといえる。
電話相談に関するポスター・チラシを小・中・高・特殊教育諸学校すべてに配布したことや児童生徒を通してカードを配布したことで保護者への周知を図ったことも増加の一因といえる。

(2)相談内容(上位3つ)
@子どもに関わる電話相談
相談内容 件数 割合
習慣・しつけ・育児 920 20.97%
交友 560 12.76%
不登校 524 11.94%


A一般成人に関わる電話相談
相談内容 件数 割合
対人関係 544 36.34%
生き方・あり方 437 29.20%
障害・健康 388 25.91%

(3)相談者別電話相談件数
母親 2,529
父親 101
祖父母等 122
子ども本人 400
一般成人 1,495
その他 1,264

本電話相談は,主に教育や子育てに悩みを持つ親を対象に実施し,子どもに関してはしつけや育児に悩む親が多いことがうかがえる。また,成人に関わる相談も多く,特に,対人関係や生き方などの相談も多いことから,社会の複雑化がうかがえる。
相談者別にみると,母親からの相談が最も多い。

(4)精神科
医・臨床心理士(家庭教育カウンセラー)によるカウンセリング
 電話相談の内容によっては,精神医学や心理学などに関してより高度で専門的な知識や技術を必要とすることがあり,精神 科医や臨床心理士が面接や電話で,精神的に深刻な悩みを持つ相談者に適切なカウンセリングを行っている。

   問い合わせ先
    子どもホットライン
     教育庁義務教育課 生徒指導推進班
      電話029−301−5229

    教育・子育て電話相談
     教育庁生涯学習課 学習支援担当
      電話029−301−5322

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