いじめ問題は,児童生徒の心身の健全な発達に重大な影響を及ぼすだけでなく,不登校や自殺等につながるなど,現在,最も解決に向けた取り組みが求められている教育課題の1つです。 県教育委員会では,いじめ問題の克服を図り,児童生徒誰もが明るく楽しい学校生活を送れるようにするため,「いじめ問題の克服のために −学校は今,家庭や地域と力を合わせて行動するとき−」を発行(今月末までに配付終了予定)しました。この冊子は,学校の教員だけでなく,各学級や生徒(児童)会,PTA,地域及び関係機関などにも広く配付し,教職員,児童生徒,保護者,地域それぞれがいじめ問題の解決へ向けて取り組んでいくための参考にしていただくものです。 1.発行までの経緯 ○ 平成10年12月15日にひたちなか市で自殺した中学校男子生徒がいじめを受けていたという事実を受けて,既存の いじめ問題対応マニュアルを見直すこととした。 ○ いじめ問題対応マニュアル見直し委員会(委員17名,委員長は濱崎武子(はまざきたけこ)常磐大学短期大学部教授, 専門は臨床心理学・社会福祉学,スクールカウンセラーとしても活躍している)を設置するとともに,委員会を3回開催 し今回の発行となった。 ○ なお,既存のマニュアル(「すべての児童生徒に生きる喜びを −いじめ問題への対応の手引−」平成7年3月発行)に ついては,今回発行の冊子を補完する形で,これまで同様教員の研修として使用する。 いじめ問題対応マニュアル見直し委員会委員(17名) ○外部委員4名 ○学校教員6名(小2,中3,高1) ○県教育委員会職員5名 ○市町村教育委員会職員1名 ○茨城県警察本部職員1名 ※外部委員 ・常磐大学短期大学部教授 濱崎武子氏 ・茨城大学助教授 新井孝喜(あらいたかよ し)氏,専門は教育方法学 ・茨城県PTA連絡協議会 副会長 鈴木 覚(すずきさとる)氏 ・茨城県青少年相談員連絡協議会 副会長 彦坂三矢子(ひこさかみやこ)氏 2.冊子の趣旨 現代のいじめはどの子どもにもおこり得る。いじめ問題の克服のためには、第一義的には学校の教員が全力を尽くさなければならない。しかしながら,児童生徒自らがいじめを解決しようとする意識を醸成すること,さらにはいじめが起きない環境づくりをすることが大切である。そのため,学校,家庭,地域が,お互いに協力しながら取り組んでいく必要がある。 3.特 徴 ○A4判14ページカラー刷りと誰もが読みやすいパンフレット形式とした。 ○構成としては大きく分けて,7項目とした。1〜2Pはいじめの実態,3〜4Pは学校向けのページ,5〜6Pは学級 担任向けのページ,7〜8Pは児童生徒向けのページ,9〜10Pは保護者向けのページ,11〜12Pは地域向けの ページ,そして最後は県の相談機関の紹介となっている。 ○25の事例を掲載した。 ○前回発行されたマニュアルは教師向けであったが,今回は教師はもちろん,児童生徒,保護者,地域それぞれに配付し, それぞれの研修会や学習会等に活用してもらう。 4.配付先及び配付部数 公立小・中・高等学校・特殊教育諸学校の全教員,全学級,PTA代表者(会長及び副会長),生徒(児童)会, 民生・児童委員,青少年相談員,スクールカウンセラー,心の教室相談員,本庁・教育事務所・教育研修センター, 市町村教育委員会,知事部局関係課,児童相談所,警察関係(県警本部少年課,各警察署,派出所、駐在所、交番) 私立学校(小・中・高),国立学校(小・中・養護学校),関係団体等 計 56,000部 活用例 (1))教師 ・校内研修会や取り組みの参考資料とする。 (2)児童生徒 ・生徒(児童)会活動の参考資料とする。 ・学級(ホームルーム)活動の材料とする。 (3)保護者 ・PTA活動やPTAの学習会の参考資料とする。 ・家庭内での話し合いの材料とする。 (4)地域 ・地域活動や学習会の材料・参考資料とする。 「いじめ問題の克服のために」へ お問い合わせ先 県教育庁義務教育課 生徒指導推進班 電話029−301−5229
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