問題行動等への新たな対応のために」の発刊について

 子どもを取り巻く環境の変化により,児童生徒の心の問題の多様化・複雑化による,いじめや不登校,暴力行為などの問題行動が深刻化しているとともに,近年では「学級がうまく機能しない状況」や「保健室登校」,高等学校における中途退学者の増加や,携帯電話の所持使用,茶髪やピアスの問題などのこれまでに見られなかった新たな問題行動等への対応が求められている。
 この手引書は,これらの問題行動への対症療法的な対応のみならず,「子どもの自己指導能力の育成」をねらいとした積極的な生徒指導を,学校教育活動全体に生かしていくことを基本的な指導観としていくことの重要性を再認識するとともに,教師がこの内容を主体的に読み取り,各学校の実情に応じて,新たな問題行動等への対応や,校内研修会などの機会に幅広く活用してもらうために作成し,2月中旬に公立学校教員全員に配付を終了した。

問題行動等対応マニュアル編集委員会
 委 員 29名
  ○臨床心理士 1名
  ○県教育研修センター教育相談課 2名
  ○各教育事務所生徒指導班 5名
  ○公立学校教員 15名
   (小・中・高校 各5名のうち1名は養護教諭)
  ○教育庁関係課職員 6名

 助言等を受けた機関等
  ○児童相談所
  ○家庭裁判所
  ○少年鑑別所
  ○茨城県警察本部
  ○茨城県生徒指導推進協議会
 1 作成の経緯
   児童生徒を取り巻く環境の変化により,問題行動等についても多様化して
   いることから,適時,適切な指導援助を行っていく必要があるので,問題行
   動等の未然防止と解消を図るため,新たに生徒指導の手引として「問題行
   動等への新たな対応のために」を作成した。

 2 内容等の特色
 @全体として「学校の抱え込みから開かれた連携へ」という態度を基本とし,
  学校だけでは解決できない事例は積極的に関係機関と連携協力して対応
  するよう記述した。

 A問題行動等の分類と対応については,問題行動等を新しい分類(反社会的行
  動,非社会的行動)で取り上げ,適切な理解に基づく対応を目指して記述し
  た。

 B取り上げた事例は,「学級がうまく機能しない状況」,「登校しぶりや保健室登
  校」など適時性や普遍性があるものを選び,その対応が結果としてどうであっ
  たか,成功例だけではない結果を示しなぜそうなったのか考察を加え,事例
  研究(ケーススタディ)ができるようにした。

 Cコラムは,茶髪,ピアス,携帯電話など,最近の具体的な事例を取り上げ,理
  解の共通化を目指すとともに留意事項を示した。

 D参考として多方面で犯罪被害者支援の対策が求められてきている中,犯罪の
  被害にあった児童生徒へのサポートについて取り上げるとともに,支援機関の
  相談窓口を紹介した。また,相談機関や適応指導教室の最新の情報を掲載し
  た。
 
 3 積極的な活用方法
 @教師一人一人が熟読し,問題行動等への理解を深め,適切に対応できるよう
  活用する。

 A各学校の実情に応じて,学年会,生徒指導部会,学校全体の会議等での研
  修や事例研究の題材として活用する。

 4 配付先及び発行部数
   配付先
    公立小・中・高等学校・特殊教育諸学校の全教員に配付
    その他(市町村教育委員会,教育事務所,県教育研修センター,教育庁関
         係課,国立及び私立小・中・高等学校等)
   
   発行部数
    28,000部

     問題行動等への新たな対応のために(全文)

  お問い合わせ先
   教育庁高校教育課 生徒指導推進班 電話029−301−5265



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