平成11年4月分教育長記者会見資料
 
 ○茨城県近代美術館の企画展
   「前田寛治の芸術 -詩情と造形」展
   「土谷武展 -しなやかな造形,生成するかたち」
 
 ○茨城県つくば美術館の所蔵品展
   「四つの視点 人間像の表現」展
 
 ○茨城県天心記念五浦美術館の企画展
   「京都の日本画 -京都画壇の俊英たち-」展


    事     項                 内                    容                備    考  
 茨城県近代美術館の企画展に
ついて








































 
茨城県近代美術館(水戸市千波町東久保 029−243−5111)       

1 展覧会名 「前田寛治の芸術 ―詩情と造形」展

2 内  容・前田寛治は,大正後期から昭和初期における我が国洋画壇の展開にあって重要な足跡を残しまし
      た。特に,ヨーロッパ留学から帰国後,佐伯祐三らと共に結成した「一九三〇年協会」の美術運動
      は,個性豊かな表現活動で知られ,同協会展に出品した彼の裸婦や人物像の作品は,当時の青年画
      家たちに多大なる影響を与えました。      
      ・前田の生きた時代の洋画壇は,帝国美術院と,二科会に代表される新しい洋画団体との対立の時
      代であったとも言えます。そうした時代の中で前田寛治は,ヨーロッパ美術を知性的に分析し,そ
      の根底に潜む造形の法則性の中に独自の絵画観を会得し,自らの芸術における目標を「写実」にお
      き,その実現に向けて描き続けましたが,昭和5年に33歳で夭折しました。      
      
3 見どころ・本展覧会は,前田寛治の画業の初期である砂丘社の時代からパリ留学の時代,そして後期とも言
      える「一九三〇年協会」の時代までとし,各時代の代表作品を選出し,さらに,それらの作品を主
      要モティーフ別に,家族・労働者・婦人像・裸婦・静物・風景などに分類し検証するもので,前田
      芸術の造形上の魅力を紹介いたします。
      ・主な出品作      
       「竜巻」(大正10年),「花と子供等」(大正10年),「二人の労働者」(大正12年) 
       「黒衣婦人像」(大正14年),「赤い帽子の女」(大正14年),
       「J・C嬢の像」(大正14年),「棟梁の家族」(昭和3年)
      
4 会 期 等  平成11年 5月15日(土)〜平成11年 6月20日(日)
        休 館 日  毎週月曜日
        開館時間  9:30〜17:00(入場は16:30まで)

5 入 館 料  一 般 690(570)円
        大高生 460(340)円   ※( )内は,20名以上の団体
        中小生 230(170)円
        ※ 65歳以上は無料。第2・第4土曜日は,高校生以下の入館は無料。




 
教育庁文化課
 芸術文化担当 (内線)5446

美術講演会
「父を語る
 ―『病中日記』刊行を機に」
講師:前田棟一郎氏
  (前田寛治長男)
日時:5月29日(土)
   午後1時30分〜
会場:美術館地階講堂






























 
 
 
    事     項                 内                    容                備    考   
 茨城県つくば美術館の所蔵品
展について



































 
茨城県つくば美術館(つくば市吾妻 0298−56−3711)       

1 展覧会名 「四つの視点 人間像の表現」展

2 内  容・人間性が見失われそうになっている,今日の情報化され管理化された複雑な社会の中で,造形作
      品における人間像の表現は,私たちに何かを語りかけてきます。      
      ・この展覧会では,人間像の表現を四つの視点から捉えて展示構成します。
      ・モデルの個性を無視してはならない個人としての人間は,主に自画像や肖像画に表現されます。
      ・芸術作品のモデルとしての人間は,芸術家が優位に立った,着衣像や裸婦などの人物画として描
      かれます。      
      ・本展ではさらに,母子像や少年達を描いた作品のコーナーを設け,明るさを添えています。
      
3 見どころ・造形作品においてこれまで人間はどのように表現されてきたか,中村彝,中原悌二郎,麻生三郎
      など,茨城県近代美術館所蔵品67点から人間像の表現に迫ります。
      ・主な出品と展示構成      
       T 自画像と肖像画(個人としての人間)
         中村彝「自画像」,中原悌二郎「若きカフカス人」,船越保武「萩原朔太郎」
       U 着衣像と裸婦(作品のモデル)      
         中村彝「裸体」,林武「婦人像」,小出楢重「婦人像」,中西利雄「彫刻と女」
       V 母子像と少年達(家庭と学校の周辺)      
         石井柏亭「麻雀」,熊岡美彦「抱かれたる子供」,マネ「犬と少年」
       W さまざまな人間像(人生の諸相)
         麻生三郎「男」,北川民次「重荷」,熊谷守一「水死人」,堀越隆次「どこへ」
      ・第四の視点では,芸術家の人生観や世界観が幅広く表現されており,社会や実人生との関わりを
      持った人間像の表現が見られます。

4 会 期 等  平成11年 4月29日(木・祝)〜平成11年 5月22日(土)
        休 館 日  毎週月曜日。ただし,5月3日(月)は開館,5月6日(木)は休館。
        開館時間  9:30〜17:00(入場は16:30まで)

5 入 館 料  一 般 170(140)円
        大高生 110( 80)円   ※( )内は,20名以上の団体
        中小生  80( 50)円
        ※ 65歳以上は無料。第2・第4土曜日は,高校生以下の入館は無料。
 
教育庁文化課
 芸術文化担当 (内線)5446

美術講演会
「愛と死の芸術
 中村彝と人間像の表現」
講師:舟木力英
   (近代美術館つくば分館   分館長)
日時:5月9日(日)
   午後1時30分〜
会場:美術館2階
      アルスホール
























 
 
                                                                  
    事     項                 内                    容                備    考   
 茨城県天心記念五浦美術館の
企画展について










































 
茨城県天心記念五浦美術館(北茨城市大津町椿2083 0293−46−5311)       
1 展覧会名 「京都の日本画 ―京都画壇の俊英たち―」展

2 内  容・日本画の近代化は,岡倉天心の指導を受けた横山大観ら日本美術院の画家たちと,京都画壇にお
      ける竹内栖鳳(たけうちせいほう)を中心とする画家たちを両輪として進められたといえます。      
      ・とりわけ京都画壇は,山紫水明の美しい自然風土と古都としての歴史文化に培われながら,新し
      い日本画を創りあげてきました。そこでは,近世以来の円山・四条派の伝統の上に,西洋画の写実
      性を巧みに取り入れた日本画改革が押し進められました。      
      ・京都画壇の基盤として大きな役割を果たしたのが,明治13年に開校した京都府画学校,のちの
      京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)でした。その指導者であった栖鳳らのもとから
      は土田麦僊(つちだばくせん)・村上華岳(むらかみかがく)・小野竹喬(おのちっきょう)ら多くの優れた画家たちが輩出されました。彼らは,大正時代に
      国画創作協会を発足させ,画壇に清新な風を吹き込むこととなります。      
      ・戦後美術の混迷の中で上村 松篁(うえむらしょうこう),秋野不矩(あきのふく)らの「創造美術」にはじまる日本画の流れからは,
      広い視野にたち新しい感覚を持つ画家たちが生み出されています。

3 見どころ・今回の展覧会では,京都市立芸術大学芸術資料館,京都市美術館,松伯美術館のご協力を得て,
      竹内栖鳳,上村松園をはじめ京都画壇の俊英たちの作品を58点展示し,明治・大正・昭和にわた
      る京都の日本画の精華を概観するものです。
      ・主な出品作品:竹内栖鳳(たけうちせいほう)「驟雨一過」,上村松園(うえむらしょうえん)「晴日」,「娘」,      
              村上華岳(むらかみかがく)「二月の頃」,土田麦僊(つちだばくせん)「髪」,小野竹喬(おのちっきょう)「南国」
       
4 会 期 等  平成11年 4月24日(土)〜 5月30日(日)
        休 館 日  毎週月曜日。ただし,5月3日(月)は開館,5月6日(木)は休館。
        開館時間  9:30〜17:00(入場は16:30まで)

5 入 館 料  一 般  600(500)円
        大高生  400(300)円    ※( )内は,20名以上の団体
        中小生  200(150)円
          ※65歳以上は無料。第2・第4土曜日は高校生以下の入館は無料。





 
教育庁文化課
 芸術文化担当 (内線)5446










































 
 
                                                                  
    事     項                 内                    容                備    考   
 茨城県近代美術館の企画展に
ついて






































 
茨城県近代美術館(水戸市千波町東久保 029−243−5111)       

1 展覧会名 「土谷武展 ―しなやかな造形,生成するかたち」

2 内  容・土谷武は1926年,京都の窯元の家に生まれ,先達である柳原義達の影響を受けながら人体表現を
      追求していましたが,1961年から2年間に渡るフランス留学を機に,「構成」による抽象彫刻を開
      始しました。      
      ・帰国後は新制作展や野外彫刻のコンクール展に出品し,1980年には第9回平櫛田中賞,1991年に
      は第21回中原悌二郎賞を受賞し,戦後日本の現代彫刻を代表する作家として活躍を続けました。
      ・海外の彫刻展にも出品を重ね,1994年芸術選奨文部大臣賞を受賞,1996年には紫綬褒章を受章し
      ました。      
      ・土谷は鉄や木,石などを主な素材として用いてきました。彫刻の素材としてありふれたこれらの
      物質に対し,常に既成概念にとらわれずに接し,自らの手で制作を続けてきた彼の作品は,まさに
      独創的であり,見る人を引きつけてやまない魅力にあふれています。
 
3 見どころ・本展には,最初期の具象彫刻から近年の「植物空間」や「開放」のシリーズに至るまでの87点
      の作品が出品されます。      
      ・日本の現代彫刻を代表する彼の作品をとおして,現在の造形の状況を改めて確認する機会となる
      でしょう。      
      ・主な出品作:「門Z−b」(1964),「向かい風U−A(改作)」(1981,1998)
             「呼吸するかたちc」(1988),「開放W」(1998)      
      
4 会 期 等  平成11年 4月 4日(日)〜平成11年 5月 9日(日)
        休 館 日  毎週月曜日
        開館時間  9:30〜17:00(入場は16:30まで)

5 入 館 料  一 般 690(570)円
        大高生 460(340)円   ※( )内は,20名以上の団体
        中小生 230(170)円
        ※ 65歳以上は無料。第2・第4土曜日は,高校生以下の入館は無料。




 
教育庁文化課
 芸術文化担当 (内線)5446

美術講演会
「対談 土谷武と語る」
講師:土谷武氏
聞き手:加藤貞雄
    (近代美術館長)
日時:4月24日(土)
   午後1時30分〜
会場:美術館地階講堂





























 


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