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「中学生社会体験事業」の成果と課題

1 趣旨

 社会体験の機会の少なくなった中学生が、学校教育の一環として、地域の協力を得て、職場体験など様々な体験活動を行うことにより、望ましい職業観をはじめ、他人とのかかわりや思いやり、社会のルール等を学び、主体的、創造的に生きていくことができる資質や能力を育成する。

 そこで、市町村が主体となって、学校・家庭・地域社会の三者が連携を密にしながら、中学生社会体験事業を実施する。その際に、平成15年度より、事前学習から事後のまとめに至るまでのマニュアル等を内容とした「中学生社会体験TRIAL HANDBOOK」を作成・配布している。

 

2 参加状況

 

 
参加市町村数
「中学生社会体験
TRIAL HANDBOOK」
配布対象生徒数

参加校数

公立中学校数

実施率
平成27年度 44全市町村 27,000人 221校 221校 100%
平成26年度 44全市町村 27,000人 225校 225校 100%
平成25年度 44全市町村 27,000人 230校 230校 100%
平成24年度 44全市町村 27,800人 232校 233校 99.6%
平成23年度 44全市町村 27,000人 233校 233校 100%

 

3 過去5カ年の期間別実施状況の推移(校数)

 

  1日 2日 3日 4日 5日 6日以上
平成27年度 2 56 121 19 16 7
平成26年度 6 63 136 12 4 4
平成25年度 9 75 119 10 9 7
平成24年度 10 78 114 12 14 4
平成23年度 14 83 108 11 14 2

 

4 実施校が取り組んだ主な活動

(1) 学校関係・公共施設 保育所、幼稚園、小学校、警察署、消防署、博物館、市役所、町村役場、図書館、郵便局等
(2) 病院・福祉関係 病院、歯科医院、動物病院、介護施設等
(3) 飲食業 ファストフード店、うどん店・蕎麦店、ラーメン店、ファミリーレストラン、菓子店等
(4) 通信・放送関係 放送局、新聞社等
(5) 建設・自動車関係 工務店、自動車整備工場等
(6) 卸売・小売業 コンビニエンスストア、薬局、スーパーマーケット、書店、ディスカウントショップ、ホームセンター、スポーツ用品店、フラワーショップ等
(7) サービス業 美容院、理容院、ホテル等
(8)農業関係 施設園芸、農場、JA等
(9)製造業 機械製造、食品製造等
(10)その他 学校給食共同調理場、茨城海上保安部等

 

5 実施後の生徒、教師、保護者、地域の方々の主な反応

(1)生徒の声

  • わずかな期間の体験でしたが、働くことのたいへんさと同時に働くことによって喜んでくれる人がいることもわかりました。入れ替わり立ち替わり来るお客様へ心を込めて笑顔で対応することの難しさを感じました。もう少し長い期間体験したかったです。
  • お店の人たちが掃除やあいさつをしっかり行い、お客様のことを第一に考えて仕事をしていることを改めて知りました。

 

(2)教師の声

  • 挨拶や言葉遣い、清掃への取り組みなど、体験で得たものは貴重でした。学校生活に生かされるなどよい結果に結び付いています。
  • 3日間実施することで、事業所によっては仕事の内容を徐々にレベルアップするなどを配慮してくださり、実際の仕事の多様さ、厳しさについて身をもって体験させていただけたことに感謝しています。

 

(3)保護者の声

  • 体験している子どもの様子を見に行ったところ、職場の方から指導を受けながら一生懸命取り組む我が子の姿を見て嬉しくなりました。快い挨拶や返事など、家庭では見ることのできない姿に接し、その成長ぶりに感動して目頭が熱くなりました。
  • 職場体験後、家庭でも職業や進路について話し合うようになりました。また、様々な職業への関心が高くなり、テレビや新聞等における職業関連記事へも眼を向けるようになりました。今後とも、こういった体験学習の機会を続けてほしいです。

 

(4)受け入れた事業所等の方々の声

  • 中学生にとって慣れない仕事だったと思いますが、彼らの作業に真剣に取り組む姿に感激しました。これを機会に、私たちもよい職場づくりを考えていきたいと思いました。
  • これからも学校内だけでなく、校外へ出て地域の方との交流や社会体験を通して、人間性を磨く教育につなげていってほしいと思いました。

 

6 事業の成果と今後の課題

(1)成果

  • 体験活動を通して、自分と異なる立場の人々の職場における生活を実感することができた。
  • 職場の方々に温かく見守られ、地域の方々と一緒に働く体験ができた。礼儀作法や相手の立場を考えた言動や規範意識を高めるなど、生徒にとって生きた体験ができた。
  • 様々な生き方を目の当たりにしたことにより、進路に対する考え方・職業に対する見方・ 考え方に広がりや深まりが出てきた。

 

(2)今後の課題

  • 受け入れ先の事業所が少なく、協力をいただくことが難しい地域もある。そのため、体験可能な事業所のある範囲が拡大してしまい、交通費がかさむ結果となる。
  • より意義のある体験学習にするために、事前指導や事後指導の充実を図る。
  • 活動中の生徒事故に対する保険について、加入状況の把握と保険内容の確認を行いたい。

 

7 ポスター、リーフレット

 職場体験を実施する際に活用できるポスターや、協力事業所や地域、保護者への啓発用リーフレットを掲載しました。ダウンロードしてご活用ください。

 

(1) 職場体験協力事業所(ポスターA5判)

職場体験協力事業所ポスター

ダウンロード【PDF:195KB】

(2) 職場体験実施中(ポスターA5判)

職場体験実施中ポスター

ダウンロード【PDF:222KB】

(3) 職場体験リーフレット(A3判)

職場体験リーフレット

ダウンロード【PDF:1.6MB】

 

8 「TRIAL HANDBOOK」

 職場体験を実施する際に活用できる「TRIAL HANDBOOK」を掲載しました。ダウンロードしてご活用ください。

 

(1)「TRIAL HANDBOOK」(PDF版)

TRIAL HANDBOOK

29年度版教師用【365KB】

(2)「TRIAL HANDBOOK」(Word版)

TRIAL HANDBOOK

29年度版【804KB】

 

お問い合わせ

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