6.総合的な学習の時間
 
 総合的な学習の時間においては,各学校は,地域や学校,生徒の実態等に応じて,横断的・総合的な学習や生徒の興味・関心等に基づく学習など創意工夫を生かした教育活動を行うものとする。
 
(1) ねらい
 自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てること
 学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探究活動に主体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の在り方生き方を考えることができるようにすること。
 
(2) 学習活動の例
 国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・総合的な課題についての学習活動
 生徒が興味・関心,進路等に応じて設定した課題について,知識や技能の深化,総合化を図る学習活動
 自己の在り方生き方や進路について考察する学習活動
 
(3) 名称
 各学校において適切に定めること。
 
(4) 配慮事項
 自然体験やボランティア活動,就業体験などの社会体験,観察・実験・実習,調査・研究,発表や討論,ものづくりや生産活動など体験的な学習,問題解決的な学習を積極的に取り入れること。
 グループ学習や個人研究などの多様な学習形態,地域の人々の協力も得つつ全教師が一体となって指導に当たるなどの指導体制,地域の教材や学習環境の積極的な活用などについて工夫すること。
 総合学科においては,総合的な学習の時間における学習活動として,原則として(2)の学習活動の例のイに示す活動を含むこと。
 活動の時期や場所については,生徒の健康・安全に十分に配慮すること。特に,安全対策については,活動場所の事前調査や生徒に対する事前指導の徹底など,さらに,関係団体・企業等との連携を図るなど,万全の体制をとること。
 
(5) 職業教育を主とする学科における特例
 総合的な学習の時間における学習活動により,農業,工業,商業,水産,家庭若しくは情報の各教科に属する「課題研究」,「看護臨床実習」又は「社会福祉演習」(以下この項において「課題研究等」という。)の履修と同様の成果が期待できる場合においては,総合的な学習の時間における学習活動をもって課題研究等の履修の一部又は全部に替えることができる。
 課題研究等の履修により,総合的な学習の時間における学習活動と同様の成果が期待できる場合においては,課題研究等の履修をもって総合的な学習の時間における学習活動の一部又は全部に替えることができる。
 
(6) 履修させる単位数及び授業時間の運用等
 総合的な学習の時間の授業時数は,卒業までに105〜210単位時間を標準とし,各学校において適切に定めること。
 総合的な学習の時間の単位数は,卒業までに履修させる単位数に含めること。
 総合的な学習の時間の授業時間は,必ず,一定の時数で各週ごとに割り振ること。
 ある時期に集中して体験的な活動等を行う場合は,週ごとに割り振られたこの時間と当該時期の授業時間を変更するなどして,適切に運用すること。
 総合的な学習の時間における学習活動は,授業日の授業時間内に行うこと。
 ただし,特に必要がある場合には,放課後や休業日に行うこともできるが,長期休業日に行う場合は,県教育委員会と協議すること。
 
(7) 単位の取得の認定
 学校は,総合的な学習の時間における学習活動の成果が(1)のねらいからみて満足できると認められる場合には,単位を修得したことを認定しなければならない。
 学校は,生徒が総合的な学習の時間における学習活動を2以上の年次にわたって行ったときは,各年次ごとに学習活動に係る単位を修得したことを認定しなければならない。