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高等学校学習指導要領は,完全学校週5日制の下で,各学校が[ゆとり]の中で「特色ある教育」を展開し,生徒に豊かな人間性や基礎・基本を身に付けさせ,個性を生かし,自ら学び自ら考える力などの[生きる力]を培うことを基本的なねらいとして,以下に示す四つの基本方針に基づき改訂したものである。
各学校においては,改訂の趣旨を十分に理解して,全教職員の協力の下に創意工夫を生かし,適切な教育課程を編成する必要がある。 |
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| (1) 豊かな人間性や社会性,国際社会に生きる日本人としての自覚を育成すること |
生徒を取り巻く環境の変化,問題行動の状況,社会体験や自然体験の減少などの状況を考慮し,生徒の調和のとれた豊かな人間性や社会性の育成を一層重視する必要がある。また,国際化の進展に伴い国際社会の中で日本人としての自覚をもち主体的に生きていく上で必要な資質や能力を培うことも大切である。
このような観点から,今回の改訂では,各教科・科目,特別活動,総合的な学習の時間のそれぞれの特質に応じて,例えば,異文化を理解し尊重する態度の育成,ボランティア活動や就業体験等を通じた勤労の尊さや社会奉仕の精神の涵養,社会生活における役割や自己責任の自覚の育成などを重視している。 |
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| (2) 自ら学び,自ら考える力を育成すること |
これからの学校教育においては,多くの知識を教え込むことになりがちであった教育の基調を転換し,自ら学び自ら考える力を育成することを重視した教育を行うことが重要である。
このような観点から,「総合的な学習の時間」を創設するとともに,各教科・科目において,体験的,問題解決的な学習の充実を図っている。また,自らの意見や考えをもち,論理的に表現したり,相手の立場を尊重して討論したりするなど,思考力,判断力,表現力の育成を重視している。
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| (3) ゆとりのある教育活動を展開する中で,基礎・基本の確実な定着を図り,個性を生かす教育を充実すること |
完全学校週5日制を円滑に実施し,生涯学習の考え方を進めていくため,ゆとりのある教育活動が展開される中で,生徒が基礎・基本を確実に学習できるようにするとともに,能力・適性,興味・関心,進路希望等に応じた学習に主体的,自律的に取り組むことができるようにする必要がある。
このような観点から,高等学校の卒業に必要な修得総単位数を80単位以上から74単位以上に改めるとともに,必履修教科・科目の最低合計単位数を,38単位(普通科)・35単位(専門学科・総合学科)から31単位に縮減し,学校や生徒の選択の幅を拡大している。また,必履修科目についても,各教科において,複数の科目の中から選択して履修できるようにすることを基本に設定している。
さらに,生徒が学習内容を確実に身に付けることができるよう,個別指導,グループ別指導,教師の協力的な指導,生徒の学習内容の習熟の程度等に応じた弾力的な学級の編成など指導方法や指導体制を工夫改善し,個に応じた指導の充実を図ることを総則に示している。
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| (4) 各学校が創意工夫を生かし特色ある教育,特色ある学校づくりを進めること |
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生徒一人一人の個性を生かす教育を行うためには,各学校が生徒や地域の実態等を十分踏まえ,創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開することが大切である。
このような観点から,「総合的な学習の時間」を創設し,各学校が創意工夫を生かした教育活動を展開できるようにするとともに,学習指導要領に示す教科・科目以外の教科・科目について,各学校がそれらの名称,目標,内容,単位数等を定めて設けることができることとしている(学校設定教科・科目)。また,各学校が創意工夫を生かして時間割を編成することができるよう,授業の1単位時間の弾力化などを図っている。
以上のような方針の下,高等学校の教育課程においては,学校や生徒の選択の幅を広げ,選択科目や学校設定科目の履修を通して,生徒の興味・関心,進路希望等に応じ,より深く高度に学んだり,より幅広く学んだりする仕組みを整え,それぞれの能力を十分伸ばすことのできる教育の展開を目指している。
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