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平成14〜18年度「中学生社会体験事業」の成果と課題


1趣旨

 社会体験の機会の少なくなった中学生が、学校教育の一環として、地域の協力を得て、職場体験など様々な体験活動を行うことにより、望ましい職業観をはじめ、他人とのかかわりや思いやり、社会のルール等を学び、主体的、創造的に生きていくことができる資質や能力を育成する。
 一方、市町村が主体となって、学校・家庭・地域社会の三者が連携を密にしながら、中学生社会 体験事業を実施する。その際に、平成15年度より、事前学習から事後のまとめに至るまでのマニュアル等を内容とした「中学生社会体験TRIAL HAND BOOK」を作成・配布する。


2 参加状況


項目 平成14年度 備考
参加市町村数 83全市町村 (11/1つくば市と茎崎町合併)
参加校数 191校 公立中学校 234校 実施率81.6%

項目 平成15年度 備考
参加市町村数 83全市町村  
参加校数 233校 公立中学校 234校 実施率99.6%
「中学生社会体験
TRIAL HAND BOOK」
配布対象生徒数
30,106人  

項目 平成16年度 備考
参加市町村数 83全市町村  
参加校数 233校 公立中学校 234校 実施率99.6%
「中学生社会体験
TRIAL HAND BOOK」
配布対象生徒数
28,950人  

項目 平成17年度 備考
参加市町村数 49全市町村  
参加校数 234校 公立中学校 234校 実施率100.0%
「中学生社会体験
TRIAL HAND BOOK」
配布対象生徒数
28,900人  

項目 平成18年度 備考
参加市町村数 44全市町村  
参加校数 234校 公立中学校 234校 実施率100.0%
「中学生社会体験
TRIAL HAND BOOK」
配布対象生徒数
28,300人  


3 過去3カ年の期間別実施状況の推移(校数)


  1日 2日 3日 4日 5日 6日
以上
16年度 116 98 19 0 0 0
17年度 96 92 33 2 8 3
18年度 64 114 37 6 13 0

4 実施校が取り組んだ主な活動


(1)学校関係 保育所・幼稚園・小学校等
(2)病院・福祉関係 病院・歯科医院・動物病院・老人ホーム等
(3)飲食業 ファーストフード店・蕎麦店・ラーメン店・ファミリーレストラン等
(4)通信・運輸業 放送局等
(5)建設業 工務店等
(6)卸売・小売業 薬局・スーパーマーケット・書店・ディスカウントショップ等
(7)サービス業 美容院・理容院等
(8)その他 自動車整備工場・学校給食共同調理場・警察署・消防署・博物館
役場・図書館等


5 実施後の生徒、教師、保護者、地域の方々の主な反応


(1)生徒の声

  • わずかな期間の体験でしたが、働くことのたいへんさと同時に働くことによって喜んでくれる人がいることもわかりました。入れ替わり立ち替わり来るお客様へ心を込めて笑顔で対応することの難しさを感じました。もう少し長い期間体験したかったです。
  • お店の人たちが掃除やあいさつをしっかり行い、お客様のことを第一に考えて仕事をしていることを改めて知りました。

(2)教師の声

  • 挨拶や言葉遣い、清掃への取り組みなど、体験で得たものは貴重でした。学校生活に生かされるなどよい結果に結び付いています。
  • 3日間実施することで、事業所によっては仕事の内容を徐々にレベルアップするなどを配慮してくださり、実際の仕事の多様さ、厳しさについて身をもって体験させていただけたことに感謝しています。

(3)保護者の声

  • 体験している子どもの様子を見に行ったところ、職場の方から指導を受けながら一生懸命取り組む我が子の姿を見て嬉しくなりました。快い挨拶や返事など、家庭では見ることのできない姿に接し、その成長ぶりに感動して目頭が熱くなりました。
  • 職場体験後、家庭でも職業や進路について話し合うようになりました。また、様々な職業への関心が高くなり、テレビや新聞等における職業関連記事へも眼を向けるようになりました。今後とも、こういった体験学習の機会を続けてほしいです。

(4)受け入れた事業所等の方々の声

  • 中学生にとって慣れない仕事だったと思いますが、彼らの作業に真剣に取り組む姿に感激しました。これを機会に、私たちもよい職場づくりを考えていきたいと思いました。
  • これからも学校内だけでなく、校外へ出て地域の方との交流や社会体験を通して、人間性を磨く教育につなげていってほしいと思いました。


6 事業の成果と今後の課題


(1)成果

  • 体験活動を通して、自分と異なる立場の人々の職場における生活を実感することができた。
  • 職場の方々に温かく見守られ、地域の方々と一緒に働く体験ができた。礼儀作法や相手の立場を考えた言動や規範意識を高めるなど、生徒にとって生きた体験ができた。
  • 様々な生き方を目の当たりにしたことにより、進路に対する考え方・職業に対する見方・ 考え方に広がりや深まりが出てきた。

(2)今後の課題

  • 受け入れ先の事業所が少なく、協力をいただくことが難しい地域もある。そのため、体験可能な事業所のある範囲が拡大してしまい、交通費がかさむ結果となる。
  • より意義のある体験学習にするために、事前指導や事後指導の充実を図る。
  • 活動中の生徒事故に対する保険について、加入状況の把握と保険内容の確認を行いたい。


お問い合わせ

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  茨城県教育庁義務教育課[県庁舎22階]
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