国指定重要文化財 彫刻

  もくぞう あみだにょらいざぞう
木造 阿弥陀如来坐像

        
指定年月日 大正4年8月10日
所在地 東茨城郡茨城町鳥羽田656
管理者 円福寺
制作時期 平安時代末〜鎌倉時代
    本像は、「寄木造り、漆箔」。
 一躯。
 像高84.3cm。
 もとは、水戸東照宮別当大照院の本尊で、明治初期に円福寺に移された。
 法界定印を結ぶ穏やかな定朝様如来像で、一見して平安時代末ころの像容であり、彫り出しの螺髪は、肉髻部が細粒であるのに、地髪部は粗く粒の大きなのが目立ち、衣文の彫り口も浅いながら鎌倉風が見られる。
 一方、側面は薄手で、背面もへん平であり、鎌倉時代に入って保守的な作風によってつくられたものであろう。
 寄木造り、彫眼であるが、底板があって木寄せはよくわからない。
 本像の両脚部裏に墨書銘があり、1217年(建保5)、初めて堂に安置し、次いで1312年(応長2)、および1557年(弘治3)、1853年(嘉永6)などに修理されたことがわかる。
 制作年代は、銘文の1217年をあまりさかのぼらないころと思われる。
 嘉永の修理には水戸の仏師が参加している」(「いばらきの文化財」茨城新聞社)。


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