国指定文化財 彫刻

もくぞうしょうとくたいしりゅうぞう
木造聖徳太子立像

 
指定年月日 大正4年8月10日
所在地 水戸市酒門町2056
管理者 善重寺
制作時期 鎌倉時代
     寄木造,玉眼嵌入,彩色。
 像高132.5p。
 1678年(延宝6)徳川光圀が寄進したもので,髪を美豆良に結い,袍衣に袈裟をかけ,左手に柄香炉をもち,その一指で衣の端をとり,右手に笏をとる姿は16歳のとき,父用明天皇の病気平癒を祈られたという孝養太子像である。
 像は全面に華麗な彩色を行い,面相の毛描きも巧みであるが,特に着衣には宝相華文,鳳凰丸文,輪宝文などの盛上彩色が金泥描きを混えて細緻にほどこされる。
 これらの技法は,鎌倉時代末頃の特色を示している。眦の上がった大きな眼,肉取りの若々しさなど叡智をたたえる太子の相をよく示している。
 鎌倉時代に盛んになった太子信仰にともない数多く制作された太子像中の優作である。


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