国指定重要文化財 工芸品
うめたけまきえくら (つけたり、しでまきえいぎいっそう)
梅竹蒔絵鞍(附四手蒔絵居木一双)
指定年月日
昭和34年6月27日
所在地
鹿嶋市宮中2306-1
管理者
鹿島神宮
制作時期
鎌倉時代
ケヤキの木地に黒漆を塗り、その上に蒔絵と平文で装飾した鞍で、現在知られている限りの蒔絵の和鞍の中でも最も古いものである。装飾は、前輪と後輪の外面に竹枝と梅枝とを、内側には竹枝のみを、金蒔絵で描く。梅花は錫平文と考えられる。居木の表面には、黒漆地に榊と四手の金蒔絵を施す。前・後輪の縁には、銅製鍍金の覆輪を付け、爪先にも、猪の目透かしの金具を付す。手形はなく、海なし鞍(前輪の表側に、海部と磯部の区別のない鞍)である。
社伝では、「吾妻鏡」1191年(建久2)12月26日の条に記されている源頼朝寄進の軍陣鞍としているが、通常の軍陣鞍とは様式を異にしており、おそらくは、神宮の祭事(流鏑馬?)に際して用いたものであろう。
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