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建物は三間多宝塔、屋根はこけら葺。上・下層とも唐様の組物で下層は出組、上層は四手先である。下層は各面中央間に浅唐戸を配し、両脇間は欅材の1枚の板壁である。上層は各柱間に幣軸が立つが、下層中央間に位置する幣軸は一回り大きく、東西面は建具入りとなっている。
平成10〜12年度に実施した改修工事で、多宝塔の宝珠の銘文に「希代廟塔修繕之為檀越」とあることが確認され、1556(弘治2)年に土岐治英が祖先の霊を祭る希代の塔を修繕するために施主を務めていることがわかった。このことから、建立年代はさらにさかのぼるものと思われる。
この地方ではほとんど類を見ない多宝塔形式で、よく室町時代の特色を示している。形式上から、また建立年代の古さからも、極めて貴重な文化財である。
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