国指定文化財  建造物

りゅうぜんじさんぶつどう
龍禅寺三仏堂

           
  指定年月日 昭和51年5月20日
所在地 取手市米ノ井467
管理者 龍禅寺
制作時期 室町時代後期
    北相馬郡に残る中世建築として当初の姿を忠実にとどめており、中世から近世にかけての建築の流れを知る上で貴重な遺構である。
 三仏堂は924年(延長2)の創建と伝えられ、釈迦、弥陀、弥勒の三仏をまつる。
 現在の建物は建築様式から室町時代後期のものと推測され、さらに内部にあった1569年(永禄12)の木札から詳しい年代がわかった。
 間口3間(6.395m)、奥行き4間(7.309m)の三間堂の平面であるが、正面に1間外陣を設け、さらに両側面と背面にもこしをつけた構成になっている。
 組み物は出組と平三斗で、木鼻と板蟇股に簡素な彫刻がある。
 彩色はない。
 屋根は茅葺きの寄棟で軒を二重にしている。
 解体したとき、部材のいたる所に梵字で経文が書かれており、さらに仏壇下の地下に壺が埋められていた。
 禅宗様と和様の混合した建築様式にくわえ、特異な平面形式はこの建物を他に類のないものとしている。


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