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境内の入り口近くに西面して立つ門で、1642年(寛永19)、水戸初代藩主徳川頼房の造営になる建物である。
棟梁は越前の大工坂上吉正。左右に接続する回廊も同時の作であるが、のちに札所が増設された。
門は間口を3間とし中央1間を出入り口とする三間一戸、2階建ての楼門で、1階の両脇間は金剛柵で囲い床を張って前寄りに随神像を安置する。
中央間は扉口を構えるのが通例であるが、この建物では省略されている。柱上には亜麻組の組物を置き2階の縁を受ける。
上階は下階天井上に土台を置いて柱を立て、組物は尾垂木をもつ和様三手先で桁を受ける。軒は二軒繁垂木、屋根は入母屋造り、銅板葺きであるがもとは檜皮葺きであった。
総朱漆塗りとし、わづかに欄間などに彩色を飾る控え目な意匠で統一されている。ただ木鼻や虹梁などに刻まれた渦文の繊細さ、組物の比例がやや平らになる点は時代の差を示すものである。 |