国指定文化財  絵画

しほんちゃくしょく しょうとくたいしえでん
紙本著色 聖徳太子絵伝

 
  指定年月日 大正4年3月26日
所在地 那珂市本米崎2270
管理者 上宮寺
制作時期 鎌倉時代
    1巻、紙継30枚 寸法縦37.8cm 長さ739.4cm 日本の歴史上もっとも著名な存在である聖徳太子は、後世様々に神話化・伝説化されてきた。これらは各宗派によって日本仏教共通の祖として取り入れられ、広く民衆の信仰を集め釈迦伝の影響なども受けて、聖徳太子説話が絵画化された。
 本絵傳は、上宮寺の13代明俊が、石山合戦の戦功により、本願寺の顕如上人から賜ったと伝えられる。
 詞書1段、絵14段からなり、詞書は太子の簡単な伝歴を記し、絵は「懐妊・誕生」の場面から始まり、太子歿後22年「諸王子五重塔より昇天」の場面で終わる。 太子の生涯の重要な事跡を選んで1巻にまとめたもので、各場面毎の関連性はあまりない。
 構図に緊張感はなく、描線も柔らかく丹・朱・白線・緑青・群青などを使った明るい彩色法が穏和な画趣をつくり、大和絵の伝統を示している。


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