県指定文化財 天然記念物
そとおおののしだれざくら
外大野のシダレザクラ 1株
指定年月日
平成17年11月25日
所在地
大子町大字外大野1312番地
管理者
柏 次男
(外大野しだれ桜守る会)
樹齢
推定300年
○大きさ・樹齢
胸高幹周囲 3.42m,根元幹周囲 3.65m,樹高 約10m,
推定樹齢 約300年
○種名および特性
和名:シダレサクラ(枝垂桜),
学名:Cerasus spachiana f. spachiana(バラ科)
別名イトザクラ(糸桜)ともいう。エドヒガン(Cerasus spachiana f.ascendens)の栽培品種である。細い枝が垂れる点でエドヒガンと区別され,その他の形質は同じである。落葉高木で,葉が展開する前に開花し,花は淡紅色の小輪一重である。
古くから全国各地で栽培されており,全国の寺社境内や庭園を中心に広く植栽されている。一般に強健で,寿命が長く,各地に樹齢数百年という老齢木が知られ,天然記念物に指定された名木も多い。
○解説
外大野のシダレサクラ(以下ではシダレサクラ)は,水戸藩二代藩主徳川光圀によるお手植え,と地元での言い伝えがある。また,植える際に,光圀公が「他所へ移植されても根付くな」という意味の和歌(そのものは伝わっていない)を詠んだので,枝を挿し木しても根付かないとも伝えられている。光圀に因むシダレサクラとして地域で大切にされてきたことが窺える。
シダレサクラの開花時期は例年4月中旬であるが,その蕾の膨らみや花の咲き具合を見て,地元では古くから苗代つくりや田植えの準備を始めてきた。現在でも農業暦に深い関わりをもつものとして地元では広く親しまれている。
シダレサクラの樹体測定値である胸高幹周囲3.42mと樹高約10mは,既存の県指定天然記念物であるシダレザクラ4件と比べても遜色がない。幹に腐朽が入り年輪解析ができないが,樹幹の太さから判断して推定樹齢約300年というのは妥当な数値である。シダレザクラは斜面中腹に生育しており,生育地を囲むように設けられた歩道から,見上げてあるいは見下ろして樹冠全景が観賞できる。
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