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県指定文化財 史跡
くまざわばんざんのはか

熊沢蕃山の墓

 熊沢蕃山は江戸時代前期、元和5年(1619)に生まれ、元禄4年(1691)まで活躍した儒学者です。
名を伯継(しげつぐ)、字を了介といい、雅号を不敢散人・息游軒(そくゆうけん)などと称しました。
 一般に雅号のように用いられる蕃山は、彼が備前蕃山(しげやま)村(現岡山県備前市)に隠退したのち蕃山了介と称したことに由来します。
 蕃山の根本的な思想は、現実に応ずる政治的実践を学問の目標としたところにあり、農本主義を唱えて治水・治山による農業政策(米の増産)を実践し、藩財政の立て直しに寄与しました。
 晩年、参勤交代や兵農分離策などを批判した『大学或問』(だいがくわくもん)の著述により古河城東南隅の竜崎頼政廓に幽閉されて数年の後に没し、城主松平忠之により城外大堤の鮭延寺に葬られました。
 現在見られる墓碑は、文化年中(1804~1818)に蕃山6世の外孫にあたる草加定環によって再建されたもので、碑面には「熊沢息游軒伯継墓」と刻まれています。

 

地図

 

熊沢蕃山の墓

 

指定年月日 昭和36年7月21日
所在地 古河市大堤1030-1
管理者 鮭延寺

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