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谷和原村西丸山に伝わる祭事で,悪病除けと五穀豊穣を祈願する地味な民俗行事である。
元和年間の三百有余年前,度重なる水害により村々には疫病が流行し,農作物は凶作に見舞われたという。
村人達が悪病の退散を願い「祈祷囃子」を行なったのが始まりと言われている。
以前は1月の「初囃子」と5月の「御事囃子」の年2回が行なわれていたが,現在では1月15日の「初囃子」のみとなっている。
お囃子の一行は,大八車の前側に米俵3俵と天狗の面を飾り、後ろ側に大小の太鼓を乗せ,笛,鼓,鉦,拍子木があとに続く。
まず,地区の鎮守の鹿島神社に「みこ舞囃子」を奉納し,続いて「ばか囃子」を囃しながら地区内の三十数軒の家々をまわり祈祷する。
その際,疫病除けの神様として信仰されている阿波の大杉神社(稲敷郡桜川村)のお札を配る。
また,藁で作った男と女の人形を地区の両端にくくりつけ,地区内への疫病の侵入を防ぐ。 |