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県指定文化財 考古資料
ふなづかこふんしゅつどいぶつ

舟塚古墳出土遺物

 舟塚古墳は、小美玉市上玉里山内、霞ヶ浦北端の湖岸から約1㎞ほどの内陸の台地上に立地する、墳丘全長72mの前方後円墳です。出土遺物から築造年代は6世紀第2四半期~6世紀中頃と考えられます。墳丘形態の特徴から、継体大王陵と考えられる大阪府高槻市今城塚古墳(国史跡)の墳丘規格の5分の2のサイズで設計・築造された可能性が指摘されています。
 箱形石棺という常総地域に特徴的な埋葬施設ながら二重構造という、常総で唯一の入念な構造であること、唐草文付銀装圭頭付柄頭や直弧文鹿角製刀装具を備えた装飾付太刀をもつことからも、6世紀第2四半期~6世紀中頃の常総地域における最有力古墳とみられます。関東で本古墳に匹敵する実例としては、群馬県藤岡市七輿山古墳(国史跡)がありますが、本古墳出土埴輪は製作技術の上ではより入念に作られています。
 本古墳出土埴輪群(指定された埴輪は39点(円筒埴輪16点・朝顔形埴輪5点・人物埴輪17点・家形埴輪1点)です。)は、関東地方における6世紀代の古墳出土資料の中で最も大型で、かつ製作技術の上でも入念であり、優れています。円筒・朝顔形埴輪は、大型でかつ6・7条突帯をもつことから、墳丘形態の特徴とともに継体大王陵とされる大阪府今城塚古墳との直接もしくは間接的な関係がある指摘されています。また、人物埴輪は上下分割技法である点が重要であり、入念な製作ながら当地域で製作されたことを示しています。6世紀代の古墳出土埴輪群として、茨城県内はもちろん関東屈指の歴史的価値をもつ資料群であるといえます。

 

地図

 

 

指定年月日 平成27年1月22日
所在地 水戸市緑町2-1-15
管理者 茨城県立歴史館
制作年代 6世紀第2四半期~6世紀中頃

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