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県指定文化財 工芸品
きんなしじまきえくら

金梨地蒔絵鞍

 梨地とは、地蒔の一種です。
 平目粉(ひらめふん)を圧延して、さらに薄く細かくした梨地粉を漆面に蒔き、乾燥後、純度の高い透明な透漆(すきうるし)である梨地漆を塗って、粉が露出しない程度に研ぎ出したものです。透明な漆の膜を通して粉が見え、それが梨の肌に似ているので梨地といいます。
 形式は、軍陣鞍(ぐんじんくら)ですが、覆輪(ふくりん)・爪先金具はなく、儀礼用のものと思われます。加飾は、金梨地で、前輪(まえわ)正面に織田木瓜紋(おだもっこうもん)を金高蒔絵(きんたかまきえ)ですえています。
 織田木瓜紋は、木瓜紋の一種で、織田信長が用いたことからこの名がつきました。制作年代は、桃山時代とされています。

 

 

金梨地蒔絵鞍

 

指定年月日 昭和41年3月7日
所在地 水戸市緑町2-1-15
管理者 歴史館
製作時期 安土桃山時代

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