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この住宅は、高萩市内の古い民家として貴重な建造物で主体をなす母家は、五段茅葺中竹節揃角市松模様寄棟造りで、天明の飢饉から間もない1789年(寛政元)の建築であり、その後多少改造を試みているが、建築当時の現状が比較的良く保存されており、当地方における江戸時代中期の豪農住宅の代表的なものであり、また長屋門、土蔵、庭、水路なども一体的な価値を持つものと判断される。
さらに水戸領内の特色の一つである郷士制度の実態を考えることでもこれらの建造物のもつ歴史的価値は大きく単に建築様式を知るばかりでなく、地方の歴史を考えるうえにも大切な役割をもっている。 |